花崎様邸マンションリフォーム

見せながらも、落ち着く家へ。

扉を開けた瞬間、空気がやわらかく変わるのが分かります。
ご相談いただいたHさま、一度すべてをスケルトンにして、新たに内装をつくっていきます。床も、壁も、間取りも、いったん手放し、これからの暮らし方を見据えてリフォームしました。
お客様と目指すのは、派手すぎない、静かな心地よさ。テーマは「モダン」。

玄関に入ると、やさしく視線を遮る木の格子。
完全に閉じないからこそ生まれる“間”が、外から内へ、気持ちをそっと切り替えてくれます。
無垢感のある床、明るさを抑えた照明、素材の表情が引き立つ壁。
どれも主張しすぎないのに、不思議と「居心地がいい」。それは、住む人の時間を邪魔しない空間だからです。

目指したのは心地のいい空間

誰かに見せるためじゃない、自分のための時間が、この空間にはちゃんと居場所を持っています。
もちろん、理想だけを追いかけたわけではありません。
限られたご予算の中で、「どこにお金をかけ、どこを抑えるか」を丁寧に整理しました。

見えない部分は確実に性能を上げ、日常で触れる場所には質感を。

コストと満足度、その両立。これは、住む人にとって大切なバランスです。
完成したのは、「おしゃれな部屋」ではなく、これからの人生を静かに受け止めてくれる住まい。
住まいは、ただの部屋ではありません。
毎日の疲れをほどき、明日の自分を迎える場所。
私たちは、そんな“暮らしの在り方に寄り添い”一緒につくりたいと思っています。

石井

今回のリノベーション、お客様と共につくる形で進めさせていただきました。
お客様からの支給材を、こちらで施工しました。
貴重な経験でした。ご依頼ありがとうござました。