ガーデンベンチ修理はどこに頼める？業者選びと価格・DIYでできること

庭やテラスに置かれたガーデンベンチ。
季節の移ろいを感じながら一息つけるその場所は、家の中でも特別な空間です。
けれど、ある日ふと座ろうとしたとき、「あれ？板が浮いている」「金属が錆びている」「ひび割れが広がっている」
そんなトラブルに気づくことはありませんか。
放置してしまうと腐食が進み、ある日突然ベンチが壊れてしまうこともあります。
思い出の詰まったベンチであればなおさら、簡単に買い替えたくはないもの。
では、どのように修理すればいいのか。
自分で直せるのか、それとも業者に依頼すべきか
そんな疑問に、この記事では丁寧にお答えします。

ガーデンベンチの修理は「素材」と「劣化の程度」で方法が変わる

ひとくちに「ガーデンベンチ」と言っても、素材によって修理の方法や難易度は大きく異なります。
木製、金属製、プラスチック製では必要な工具も塗料も違い、対応を間違えると逆に傷みを早めてしまうこともあります。
まずはそれぞれの特徴を理解し、自分のベンチがどのタイプなのかを見極めることが大切です。

DIYで修理できるガーデンベンチの条件

軽い腐食や塗装の剥がれ程度であれば、DIYでも十分対応可能です。
特に木製や金属製のベンチは、ホームセンターで揃う道具で補修できます。
ここでは、素材別に修理の流れを詳しく説明します。

木製ベンチの修理方法

木製ベンチは最も一般的で、見た目の温かさや風合いが魅力ですが、雨や紫外線の影響を受けやすく、腐食やひび割れが起きやすい素材です。

1. 腐食部分の除去と洗浄
まず、表面に浮いた腐食部分やカビをサンドペーパーで丁寧に削ります。
もしコケが発生している場合はデッキブラシを使い、水洗いしてからしっかり乾燥させます。
湿気を残すと再びカビが生えるため、晴れた日を選んで作業するのがポイントです。

2. 補修と塗装
ひび割れには木部用のパテを使い、欠けた部分を埋めて補修します。
広範囲が傷んでいる場合は、その部分だけ新しい木材に交換しましょう。
耐久性のあるイペ材やウリン材など、屋外でも長持ちする木材を選ぶのがおすすめです。

表面をサンドペーパーで滑らかに整えたら、屋外用の木材保護塗料を塗布します。
耐水性・防虫性のある塗料を選び、乾燥後に2回目を塗るとより長持ちします。

金属製ベンチの修理方法

金属製のベンチは、デザイン性と耐久性に優れますが、サビが最大の敵です。定
期的なメンテナンスを怠ると腐食が進み、座面が外れたり、脚部が折れたりすることもあります。

1. 錆びの除去
ワイヤーブラシやサンドペーパーで錆びをしっかり落とします。
軽度の錆びならブラシで十分ですが、深く進行している場合は電動工具を使うと効率的です。

2. 錆び止めと塗装
錆を落としたら、金属用の錆び止め塗料を塗布します。完全に乾いたら、金属用塗料で再塗装します。
好みに応じて艶あり・マットなどの仕上げを選ぶと印象が変わります。

3. 座面の交換
金属フレームに木製座面が取り付けられているタイプでは、木部が腐っている場合があります。
その際は、イペ材などの耐候性木材に交換するのがおすすめです。

プラスチック製ベンチの修理方法

プラスチック製のベンチは軽量で錆びず、扱いやすいのが特徴ですが、紫外線による劣化や割れが起きやすい素材です。
割れ部分が小さければ、市販の樹脂用補修材で埋めることができます。
広範囲の欠けや破損がある場合は、強度が低下するため、交換を検討した方が安心です。
塗装を行う場合は、プラスチック用のスプレー塗料を使うとムラなく仕上がります。

専門業者に依頼するべきケースとは

DIYでの補修が難しいケースもあります。特に以下のような場合は、専門業者への依頼をおすすめします。

• ベンチの脚や骨組みがぐらついている
• 木材が深く腐食し、構造的に強度がない
• デザイン性の高いアンティークベンチで部品が特殊

業者に依頼すれば、安全性を確保しながら美しく仕上げることが可能です。

長野市でガーデンベンチ修理を依頼できる業者一覧

業者名	特徴	対応内容
ガーデンクラフト	エクステリア専門店	ガーデンベンチやウッドデッキの修理、庭リフォームなど幅広く対応
しろくまリフォーム	家具・リフォーム実績多数	木製家具や屋外ベンチの修理相談可
grapie furniture（グレーピーファニチャー）	椅子やソファの張替専門	屋外家具も要相談で修理対応
かいてきの木	住まいのトータルサポート	不用品回収から家具補修まで幅広く対応可能
松葉屋家具店	家具修理・再生の老舗	古い木製ベンチの再生・リペア実績あり

修理費用の目安と相場

修理費用は、損傷の範囲や素材によって大きく異なります。以下の表に一般的な相場をまとめました。

修理内容	費用目安	備考
軽微な補修（塗装・パテ埋めなど）	約1万円前後	DIYでも対応可能
部分交換（木材や部品の交換）	3万円～7万円	専門業者の施工で長持ち
全体補修・再塗装	7万円～10万円前後	塗料・人件費を含む
全面再生・リメイク	10万円以上	デザイン変更や強化工事を含む場合も

費用を左右する主な要因

• 修理範囲と内容：部分補修か全面補修かで金額が変わります。
• 素材の種類：木材ではイペ材・ウリン材など高耐久木が高価です。
• 劣化の程度：腐食やサビの進行度が高いほど、作業時間とコストが増えます。
• 業者の施工体制：自社施工の業者か、下請け委託かでも費用が異なります。

費用を抑えるための3つのポイント

1. DIYできる部分を把握する
   軽度な塗装やサビ落としなら自分でも可能です。
   業者に依頼する前に一部を整えておくことで、工事費用を抑えられます。
2. 複数の業者に見積もりを依頼する
   必ず2～3社以上から見積もりを取り、金額だけでなく作業内容を比較しましょう。
   見積書に「撤去処分費」「下地調整費」「塗装費」が明確に記載されているかを確認することが大切です。
3. 修理箇所を明確に伝える
   写真を撮っておくと見積もりがスムーズです。
   口頭説明だけでは誤差が生まれやすく、追加費用が発生する場合もあります。

修理か買い替えか、迷ったときの判断基準

ベンチの寿命は素材によって異なりますが、一般的に木製で10年前後、金属製や人工木なら15年以上持つこともあります。
腐食が脚部まで進行している場合や、全体の3分の1以上に損傷がある場合は、修理よりも買い替えを検討した方が安全かつ経済的です。

まとめ：ガーデンベンチ修理は「愛着を取り戻す」作業

ガーデンベンチは、家族や友人と過ごした思い出が刻まれた大切な家具です。
修理することで再びその場所に温もりが戻り、庭の時間が豊かになります。
自分で直す達成感も素晴らしいですが、安全性や耐久性を重視するなら、専門業者への相談も選択肢に入れてください。
長野市近郊では、経験豊富な業者が多数あり、見た目も新品同様に蘇らせることができます。
しろくまリフォームでは、木製・金属製・人工木の各種ガーデンベンチ修理に対応しています。
小さな補修から全体のリペアまで、お客様の「もう一度座りたい」という想いに寄り添ったご提案をいたします。
お気軽にご相談ください。