マンションの床断熱リフォームの費用相場とは?工法や注意点も徹底解説

冬になると、マンションの床が冷たくて足元から冷えが伝わる。
どんなに暖房を入れても、床に座るとじんわりと寒気が伝わってくる。
そんな経験はありませんか?
特にマンションの1階や北側の部屋では、床下からの冷気が原因で暖房の効きが悪くなり、光熱費ばかりがかさんでしまうことがあります。
実はその「底冷え」、床下の断熱不足が大きく関係しているのです。
床断熱リフォームを行うことで、床からの冷気を遮断し、部屋全体の暖かさを保つことができます。
この記事では、マンションの床断熱リフォームの費用・施工方法・メリット・注意点をわかりやすく解説します。

目次

マンションの床断熱リフォームとは?冷気を遮る見えないリフォーム

マンションの床断熱リフォームとは、床下から冷気や湿気が上がってこないように断熱材を施工するリフォームのことです。
木造戸建てとは違い、マンションは鉄筋コンクリート構造のため「床下空間がない」と思われがちですが、実際には「二重床」や「置き床構造」が多く採用されています。
これらの構造では、床材の下に空気層があり、そこに断熱材を入れることで快適性が向上します。
特に冬の寒さ対策や、冷暖房効率の改善、結露防止などに効果的です。

施工方法と費用の違いを徹底解説

床断熱リフォームには、大きく分けて「床下から施工する方法」と「床を剥がして断熱材を入れる方法」の2つがあります。
それぞれの特徴と費用の目安を見ていきましょう。

施工方法 概要 費用相場 特徴
そのまま床を断熱施工 床を剥がさず、床下から断熱材を入れる 約10~40万円 工期が短く、住みながら施工可能
床を剥がして断熱材を施工 既存の床材を剥がし、新しい断熱材と床材を施工 約70~110万円 断熱性能が高く、床材も新しくできる

床下から断熱材を施工する場合

床を剥がさずに床下へ潜り込み、断熱材を隙間なく設置する工法です。
作業が比較的短期間で済むため、住みながらのリフォームが可能です
断熱材の種類によって費用が異なります。

工法 内容 費用目安
断熱材を床下に敷き詰める 床下の骨組みに合わせて断熱材を固定 ㎡あたり約3,000~5,000円
吹き付け断熱 ウレタンフォームを吹き付けて隙間を埋める ㎡あたり約8,000~10,000円(全体で30~40万円程度)

この方法のメリットは、工期が1~2日と短く、家具を動かさなくても施工できる点です。
特に築年数が浅いマンションや、床の張り替えが不要な場合におすすめです。

床を剥がして断熱材を施工する場合

こちらは、既存の床を剥がし、新しい断熱材を敷き込んでから床材を張り直す本格的なリフォームです。
断熱効果は非常に高く、床そのものを新しくできるため、デザインリフォームを兼ねて行う方も多いです。
費用の目安は70~110万円ほど。
工期は3〜6日ほどかかりますが、「床暖房対応の断熱材」や「遮音性能付きの断熱パネル」を選ぶことで、快適性をさらに高めることができます。

床断熱リフォームのメリット

マンションの床断熱リフォームには、単なる「暖かさ」以上の効果があります。
暮らしの快適さ、健康、経済性の面で多くのメリットが得られます。

足元の冷えを根本から解消する

最もわかりやすい効果が、足元の冷えが消えることです。
特に冬の朝や夜、スリッパなしでは過ごせなかった床が、ほんのりと暖かく感じられるようになります。
これは、床下の断熱材が冷気を遮断し、室内の熱を逃がさないことで、床表面の温度が上がるためです。
体感温度が2〜3℃上がるだけでも、暖房の効きが格段に違って感じられます。

冷暖房効率の向上で光熱費を節約

断熱を強化すると、暖房や冷房で作った熱が外に逃げにくくなります。
その結果、エアコンや床暖房の使用時間を短縮でき、光熱費を10~20%削減できることもあります。
たとえば、冬の暖房設定温度を1〜2℃下げても、以前と同じ暖かさを感じることができるため、省エネ効果は非常に高いです。

結露やカビの発生を防ぎ、衛生的な空間に

マンションの床下は湿気がこもりやすく、結露やカビの温床になりがちです。
断熱施工を行うと床表面の温度が上がり、結露を抑制し、カビやダニの発生を防ぐことができます。
また、湿気が原因で起こる床下の腐食やシロアリ被害のリスクも軽減されます。
結果的に、建物全体の寿命を延ばすことにもつながります。

補助金や助成金を活用できる場合も

断熱リフォームは、省エネ性能を高める工事として、国や自治体の補助金制度の対象になることがあります。
たとえば、以下のような制度が代表的です。

  • 先進的窓リノベ事業(床断熱を含む住宅省エネ改修)
  • 子育てエコホーム支援事業
  • 長野県・東京都などの地域型断熱リフォーム助成制度

補助金は数万円〜数十万円単位で支給されることもあるため、申請できるかどうかを事前に確認しておくことが重要です。

工事前に知っておきたい注意点

快適な住まいを実現するためには、リフォーム前の準備や確認も大切です。
特にマンションの場合は、構造や管理規約により制限があるため、注意が必要です。

仮住まいが必要なケースがある

床を剥がす大規模な断熱リフォームでは、数日間生活できない期間が発生することがあります。
その場合は、仮住まいを用意する必要があります。
特に冬季工事では乾燥時間も必要になるため、事前に工期と生活への影響を業者と打ち合わせておくことが大切です。
弊社では仮住まい費用や家具移動も含めたサポートを行っています。

共用部への影響を確認する

マンションでは、共用部に影響を与える工事(コンクリートへの穴あけ・配線変更など)は原則禁止です。
そのため、床断熱リフォームは専有部分の範囲内(内断熱)で施工することが基本となります。
管理組合への申請や工事届が必要な場合もあるため、施工前に必ず管理規約を確認し、事前相談を行うことが安心です。

工事期間と追加費用にも注意

床下からの断熱なら1~2日、床を剥がす工事なら3~6日ほどが目安です。
また、断熱材以外にも、家具移動費・養生費・荷物運搬費がかかることがあります。
見積もり時には「断熱材施工費」だけでなく、トータルコストで比較することが重要です。
施工会社によっては、補助金申請代行や追加費用の事前明示を行ってくれる業者もあります。

まとめ:床断熱リフォームで快適なマンション暮らしを

マンションの床断熱リフォームは、冷え性の悩みを解消し、光熱費を抑え、住まいを長持ちさせる大きな効果があります。
費用の目安は次の通りです。

リフォーム方法 費用相場 工期 特徴
そのまま床を断熱施工 約10〜40万円 1〜2日 住みながら施工可能
床を剥がして施工 約70〜110万円 3〜6日 高断熱+デザイン一新も可能

「床の冷たさがつらい」「冬の光熱費が高すぎる」と感じているなら、床断熱リフォームは最適な選択です。
弊社では、マンションの構造やお住まいの環境に合わせた最適な断熱方法と費用プランをご提案しています。
現地調査から補助金申請までワンストップ対応。
冷たい床に悩む毎日を終わらせ、
“足元からぽかぽか”する快適なマンションライフを一緒に実現しましょう。

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