階段修理の種類とは?費用相場・劣化サイン・業者選びまで徹底解説

家の中でも外でも、毎日何度も上り下りする「階段」。
その階段に、最近こんな変化はありませんか?
「ギシギシと音がする」「踏むと沈むような感じがある」「サビや塗装の剥がれが目立ってきた」。
それは、階段が「修理のサイン」を出している証拠です。
階段の劣化を放置してしまうと、転倒や踏み抜きといった事故につながる恐れがあり、家全体の資産価値を下げる原因にもなります。
階段の修理は、素材や構造、損傷の程度によって方法も費用もさまざま。
この記事では、室内・屋外それぞれの修理費用の目安、劣化のサイン、そして失敗しない業者選びのポイントまで、現場目線で分かりやすく解説します。
「もうそろそろ修理が必要かも…」と感じた方は、ぜひ参考にしてください。

目次

室内と屋外で異なる階段修理の特徴と考え方

階段の修理とひとことで言っても、「室内階段」と「屋外階段」では、劣化の原因も修理方法も大きく異なります。
まずは、それぞれの特徴を整理しておきましょう。

室内階段の特徴

室内階段の主なトラブルは、「きしみ」「踏み板の剥がれ」「手すりのぐらつき」など。
湿度や経年劣化によって木材が収縮し、隙間が生じることが原因です。
また、長年の使用で滑りやすくなっていることもあり、高齢者のいる家庭では滑り止め対策も欠かせません。
室内の階段は“見た目の美しさ”も重視されるため、修理時にはデザインとのバランスを取ることも大切です。

屋外階段の特徴

屋外階段は雨や紫外線の影響を直接受けるため、劣化スピードが早いのが特徴です。
特に鉄骨製の階段は、サビや塗膜の剥がれが進行すると内部まで腐食し、強度が落ちる危険があります。
コンクリート階段も、ひび割れから水が浸入して凍結膨張を繰り返すと、剥離や崩落のリスクが生じます。
屋外階段は“安全性と耐久性”を最優先に考え、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。

階段修理の費用相場を種類別に解説

階段の修理費用は、損傷の程度や構造、素材によって幅があります。
以下の表は、代表的な修理内容ごとの費用目安をまとめたものです。

修理内容 室内階段 屋外階段
きしみ調整 約2〜5万円
すべり止めシート貼付 約1.5〜3万円
手すり設置 約5〜20万円
階段材の重ね貼り 約15〜30万円
塗装 約10〜20万円
防水加工 約20〜50万円
サビ穴補修 約5〜15万円
階段架け替え 約50〜150万円 約50〜100万円

それぞれの修理内容について、もう少し具体的に見ていきましょう。

室内階段の修理内容と費用の目安

きしみの調整

階段を上るたびに「ギシギシ」「ミシミシ」と音がする場合、木材同士の接合部分が緩んでいる可能性があります。
専用のビスで締め直したり、隙間に木くずや専用パテを詰めて固定することで解消します。
費用は2〜5万円ほど。
軽度のきしみなら1日で完了することも多く、早めの修理が経済的です。

すべり止めシートの貼付け

階段の踏み板がツルツルして危ない場合は、すべり止めシートを貼る方法が効果的です。
素材はゴム・樹脂・透明タイプなどがあり、デザインを損なわず安全性を高められます。
費用は約1.5〜3万円。
DIYでも可能ですが、プロに依頼すれば剥がれにくく長持ちします。

手すりの設置

高齢者や子どものいる家庭では、手すりの設置が安全面で大きな効果を発揮します。
階段の片側だけに設置する場合は5万円前後、両側に取り付ける場合は10〜20万円ほど。
素材や形状(丸型・楕円型・樹脂被膜タイプ)によって費用が変わります。
しっかりとした下地に固定することが重要です。

階段材の重ね貼り

踏み板の塗装剥がれやキズ、変色が目立つ場合は、既存の階段の上から新しい化粧板を重ね貼りする方法があります。
これにより見た目も美しくなり、滑りにくい素材を選べば安全性も向上します。
費用は約15〜30万円ほどで、既存の撤去が不要な分、架け替えよりコストを抑えられます。

階段の架け替え

踏み板や骨組みそのものが傷んでいる場合は、階段の全交換が必要になることもあります。
木製階段では50〜150万円が相場で、構造や仕上げ材によって変動します。
大規模リフォームの一部として実施することが多く、長年放置した場合はここまで工事が必要になるケースも珍しくありません。

屋外階段の修理内容と費用の目安

塗装の塗り替え

鉄骨階段の表面が白く粉を吹いたり、サビが浮き出てきたら再塗装のタイミングです。
古い塗膜を剥がし、サビ止めを塗布してから上塗りを行うことで、金属の劣化を防ぎます。
費用は10〜20万円前後。
塗料の耐候性によって、次のメンテナンスまでの期間が変わります。

防水加工

コンクリート階段やタイル階段では、防水性が低下すると雨水が内部に浸透してひび割れの原因になります。
ウレタン防水やFRP防水などの工法で表面を保護することで、長期的な耐久性を確保できます。
費用は20〜50万円程度。
屋外階段の耐久性を維持するためには欠かせない施工です。

サビ穴補修

鉄骨階段にサビ穴が空いた場合、放置すると腐食が進行し、踏み抜き事故につながる恐れがあります。
溶接での補修や、金属パテでの穴埋め処理を行い、再塗装で仕上げます。
費用は5〜15万円前後。
小規模な補修でも早めに行うことで、架け替えを防げる可能性があります。

鉄骨階段の架け替え

サビが進行して骨組みまで腐食している場合は、架け替えが必要になります。
鉄骨の加工・溶接・塗装まで含めると、50〜100万円が相場です。
外壁との取り合いも考慮する必要があるため、構造に詳しい業者への依頼が必須です。

階段の劣化サインを見逃さない

階段のトラブルは、初期段階で対処すれば小さな修理で済みます。
次のような症状が見られたら、早めの点検をおすすめします。

室内階段での劣化サイン

  • 上り下りのたびに「ギシギシ」と音がする
    →木材の収縮や接合部の緩みが原因です。
  • 手すりがぐらつく
    →下地の固定が弱くなっており、転倒の危険があります。
  • 踏み板に割れや剥がれがある
    →湿気や経年で板が変形しているサインです。

屋外階段での劣化サイン

  • 鉄骨部分に赤茶色のサビがある
    →内部まで腐食が進む前に塗装・補修を。
  • コンクリートにひび割れ
    →水の浸入で劣化が進行。早めの防水処理が必要です。
  • 塗装が剥がれ、手すりの根元が浮いている
    →構造的な劣化が始まっている可能性があります。

修理を依頼する際のポイント

階段の修理を成功させるには、いくつかの大切なポイントがあります。

早めの対応が結果的に安く済む

階段のトラブルを放置すると、劣化が進み修理費用が高額になります。
きしみ程度なら数万円で済むものが、骨組みの補強や架け替えとなれば数十万円に膨らみます。
“異音がする”と感じたら、早めに業者へ相談しましょう。

専門業者に依頼する

DIYで対応できるケースもありますが、構造的な問題や鉄骨階段の補修は危険を伴います。
特に溶接や防水工事が必要な場合は、資格を持つ専門業者に依頼するのが安全です。
施工実績や資格(建築士・塗装技能士など)を確認しましょう。

現地調査と見積もりを必ず取る

階段の状態によって必要な工事内容は変わるため、現場確認なしの見積もりは信頼できません。
複数の業者に調査を依頼し、工法・費用・工期を比較検討することが大切です。

まとめ:階段の修理は“安全と資産”を守る投資

階段は毎日使う場所だからこそ、劣化に気づきにくい部分でもあります。
しかし、きしみやサビ、ひび割れなどを放置すれば、いつかは“危険な場所”に変わってしまうかもしれません。
室内階段の修理から屋外の鉄骨階段の補強まで、早めに対応すれば費用を抑え、安全も守れます。
弊社では、現地調査から見積もり、修理提案まで一貫対応。
素材や構造を正確に見極め、最適な修繕方法をご提案します。
「階段が少し不安」「音が気になる」
その小さな違和感こそが、メンテナンスのタイミングです。
今の一歩が、これからの“安心して暮らせる家”をつくります。

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