壁紙の剥がれは業者に頼むべき?費用相場・選び方・信頼できる依頼先を徹底解説
「気づいたら壁紙がペロンと浮いていた…」「自分で直したけど、またすぐ剥がれてきた」
そんな経験はありませんか?
壁紙の剥がれは、放っておくと見た目が悪いだけでなく、湿気が入り込みカビや臭いの原因にもなります。
特に築年数が経った家や、湿度の高い場所では再発しやすく、「どこに頼めばいいのかわからない」という声も多く聞かれます。
実は、壁紙の補修を行う業者にはいくつかの種類があり、費用や仕上がり、対応範囲が大きく異なります。
この記事では、壁紙剥がれを直す業者の種類や費用相場、失敗しない選び方を、現場目線で分かりやすく解説します。
壁紙の剥がれを放置してはいけない理由
壁紙が少し剥がれているだけなら「そのままでいいか」と思いがちですが、実は放置は危険です。
小さな剥がれでも、時間とともにどんどん広がり、下地の損傷やカビの発生を招くことがあります。
特に注意すべきなのは以下のようなケースです。
- 湿気や結露が多い部屋:洗面所・キッチン・北側の部屋などは接着が弱くなりやすい
- 日差しが強い部屋:紫外線による劣化で壁紙が縮んだり硬くなったりする
- 築10年以上の住宅:接着剤の劣化が進み、自然に剥がれやすくなる
こうした環境では、補修してもすぐに再発することもあります。
そのため、原因を見極めたうえで「適切な施工」が必要なのです。
壁紙剥がれを直してくれる主な業者の種類
壁紙の補修・張り替えを依頼できる業者は、大きく分けて「専門業者」「リフォーム業者」「便利屋」の3種類があります。
それぞれの特徴を理解して、自分に合った依頼先を選ぶことが重要です。
| 業者の種類 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 壁紙専門業者 | クロス貼り替え・補修のプロ。仕上がりが丁寧で早い。 | 部分補修や一部屋全体の貼り替えを依頼したい場合 |
| リフォーム業者 | 住宅全体の改修を扱う。下地補修や建具交換も一括対応可。 | 壁紙以外もまとめてリフォームしたい場合 |
| 便利屋 | 小規模作業が得意。軽度の剥がれや応急処置に対応。 | 費用を抑えて、今すぐ直したい場合 |
壁紙専門業者|仕上がり重視なら一番おすすめ
壁紙専門業者は、クロス施工を専門に行うプロフェッショナルです。
小さな剥がれの補修から、6畳やLDK全体の張り替えまで、幅広く対応してくれます。
経験豊富な職人が在籍しているため、施工スピードが速く、柄合わせや継ぎ目も自然で美しい仕上がりになります。
特に、柄のある壁紙や高級クロスの場合は、専門業者でないと境目が目立ちやすいこともあります。
また、施工後の保証やアフターフォローがしっかりしている点も安心材料です。
価格はリフォーム業者より抑えられる傾向にあり、コスパの面でも優れています。
リフォーム業者|大規模な修繕に対応できる万能型
リフォーム業者は、壁紙の貼り替えだけでなく、床や天井、建具の交換なども一括で行えるのが特徴です。
「築年数が経っていて、下地からやり直したい」「クロスの色を変えて部屋の印象を一新したい」といった場合におすすめです。
また、打ち合わせの段階で複数の提案を受けられるため、デザイン重視の施工をしたい方にも向いています。
ただし、専門職人を下請けに出すケースが多く、管理費や中間マージンが上乗せされる分、費用が高くなりやすい点には注意が必要です。
便利屋|軽微な補修や応急処置に便利
便利屋は、小規模な補修作業に対応してくれる業者です。
壁紙の一部がめくれている、角が浮いている程度なら、短時間で補修してくれます。
料金も手頃で、地域によっては出張費込みで5,000円〜10,000円程度から依頼できる場合もあります。
ただし、専門的な技術や仕上がりを求める場合には限界があり、デザイン性の高いクロスや下地の傷みがあるケースでは不向きです。
壁紙補修・張り替えの費用相場
実際に業者へ依頼した場合の費用相場を、作業内容別にまとめました。
| 作業内容 | 相場費用 | 内容の目安 |
|---|---|---|
| 小規模な部分補修 | 3,000〜10,000円 | 剥がれや浮き、1㎡以内の補修 |
| 1面の貼り替え | 15,000〜25,000円 | 壁1面のみの張り替え(6畳の一部) |
| 6畳間全体の張り替え | 40,000〜70,000円 | 一般的な居室の全面クロス交換 |
| 下地補修込み | 50,000〜90,000円 | 壁にヒビや凹みがある場合の修繕込み |
※使用する壁紙のグレードやデザイン、施工範囲によって金額は変動します。
※夜間や即日対応の場合は、出張費や割増料金が加算される場合もあります。
下地補修が必要な場合の追加費用について
壁紙が剥がれる原因の中には、「下地の劣化」や「湿気による膨張」が関係していることもあります。
このような場合は、単に貼り替えるだけではなく、下地を補修する必要があります。
下地処理には、パテ埋め・カビ取り・ボードの補修などがあり、費用は1㎡あたり1,000〜3,000円ほど追加でかかります。
特に古い家や湿気の多い部屋では、下地補修を怠ると再び剥がれる可能性が高まるため、業者に「下地の状態を確認してもらえるか」を必ず聞いておきましょう。
業者選びで失敗しないためのポイント
業者選びで重要なのは「見積もり」「実績」「アフターサービス」の3つです。
複数業者から見積もりを取る
同じ施工内容でも、業者によって見積もり金額が2倍以上異なることがあります。
少なくとも2〜3社に見積もりを依頼し、「費用の内訳」「使用する材料」「工期の目安」を比較することが大切です。
特に、下地補修や出張費が含まれているかどうかは要確認です。
実績・口コミを確認する
口コミサイトやGoogleレビューを参考に、過去の施工実績をチェックしましょう。
「仕上がりが丁寧」「対応が早い」「説明がわかりやすい」などの評価が多い業者は信頼度が高いです。
保証・アフターサービスの有無
施工後に再び剥がれた場合に備えて、保証制度があるか確認しておくと安心です。
特に壁紙専門業者では、1〜3年程度の保証を設けている場合があります。
自分で直すか、業者に頼むかの判断基準
「自分でできる範囲」と「業者に任せるべき範囲」を知っておくことも重要です。
| 状況 | DIYで対応可能 | 業者依頼がおすすめ |
|---|---|---|
| 剥がれが数cm程度 | ◎ 接着剤で補修可能 | △ 状況によって再発の恐れ |
| 壁紙が浮いている | ○ 補修用注射器で対応可 | ○ 下地が劣化している場合は業者対応 |
| 広範囲の剥がれ | × 難易度が高い | ◎ 専門施工が必要 |
| 下地の損傷・カビ | × | ◎ 再発防止処理が必要 |
小さな剥がれならDIYでも可能ですが、再発や見た目のムラが気になる方は業者に依頼するのが確実です。
まとめ|壁紙剥がれは早めの対処と信頼できる業者選びが大切
壁紙の剥がれは放っておくと悪化し、下地や室内環境にまで影響を及ぼします。
そのため、小さなうちに早めに補修することが大切です。
信頼できる業者を選べば、仕上がりも美しく、再発のリスクも最小限に抑えられます。
特に「下地の状態までしっかり見てくれる業者」「施工後の保証がある業者」は安心です。
私たちは、単なる「貼り替え」ではなく、「長く美しさを保つ施工」を心がけています。
小さな剥がれの補修から、全面張り替えまで、お客様の状況に合わせて最適なプランをご提案します。
「どこに頼めばいいかわからない」「他社との見積もりを比較したい」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
壁がきれいに整うだけで、部屋の印象も、あなたの気持ちも、驚くほど明るく変わります。
























