クッションフロア張り替え費用の相場と失敗しない選び方｜6畳でいくらかかる？

家の床を歩いたとき、「なんだか浮いてきた」「色がくすんで汚れが落ちない」と感じたことはありませんか？
それは、クッションフロアの張り替えサインかもしれません。長年使っていると、どうしても劣化や汚れ、めくれが目立ってきます。
とはいえ、「張り替えるといくらかかるの？」「業者に頼むべき？DIYでできる？」と疑問に思う方も多いでしょう。
この記事では、クッションフロアの張り替え費用相場をはじめ、部屋別の費用目安、DIYとの違い、費用を抑えるコツなどをわかりやすく解説します。
後半では、失敗しない業者選びのポイントも紹介しますので、これからリフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。

クッションフロア張り替え費用の相場はどのくらい？

クッションフロア（CFシート）の張り替え費用は、1平方メートルあたり4,500円〜が一般的な相場です。
6畳（約10㎡）の部屋であれば、おおよそ4.5万〜8万円前後が目安となります。
この金額には、材料費・施工費・接着剤などの副資材が含まれていますが、現場の状態によっては下地処理や古い床材の撤去費が追加されることもあります。
クッションフロアは手頃な価格でデザイン性に優れ、住宅のリフォームや賃貸物件の原状回復などにも多く採用されています。
費用がリーズナブルな一方で、施工方法や部屋の条件によって大きく金額が変わる点を理解しておくことが大切です。

費用を左右する3つの要因

クッションフロアの張り替え費用は、以下の3つの要素で大きく変動します。

1. 施工方法（重ね張りか新規張りか）

施工方法には「重ね張り」と「既存撤去張り替え」の2種類があります。

施工方法	内容	費用の目安	特徴
重ね張り	既存の床材の上に新しいCFを貼る	3,000円/㎡～	工期が短く、費用を抑えられる
既存張り替え	古いCFを剥がして新しく貼る	4,500円/㎡～	下地を補修し、美しい仕上がりにできる

重ね張りはコストを抑えられる反面、下地の段差や劣化がある場合には仕上がりが不安定になります。
一方、既存張り替えは下地から補修できるため仕上がりは美しいですが、その分費用は高めです。
どちらを選ぶかは、床の状態とリフォームの目的によって判断するのが良いでしょう。

2. 部屋の広さと場所

部屋の広さや用途によっても費用は変わります。
広い部屋ほど材料費は増えますが、施工効率が上がるため単価が下がる傾向があります。
一方で、水回り（キッチン・洗面所・トイレなど）は設備の取り外し作業が必要になる場合があり、費用が上がります。

場所	面積目安	費用相場	備考
6畳の部屋	約10㎡	4.5万〜8万円	リビング・寝室など一般的な空間
キッチン	約4.5畳	4.5万〜8万円	設備脱着があると追加費用発生
洗面所	約3畳	2万〜6万円	防水性の高いCFが必要
トイレ	約1畳	1万〜3万円	コンパクトだが施工が細かい

たとえば、キッチンや洗面所では防水タイプや抗菌タイプのクッションフロアを選ぶことが多く、標準タイプより高価になります。

3. クッションフロアの種類とグレード

クッションフロアには、デザインや機能性に応じたさまざまな種類があります。
選ぶ素材や機能によって、価格が倍近く変わることも珍しくありません。

種類	特徴	価格帯（1㎡あたり）
住宅用スタンダードタイプ	一般的な家庭向け。デザインが豊富で価格が安い	約4,000円～
ペット対応タイプ	滑りにくく、傷や汚れに強い	約5,000円～
土足対応タイプ	店舗・オフィス向け。耐久性が高い	約6,000円～
高級デザインタイプ	木目や石目などリアルな質感	約5,500円〜

同じ“木目柄”でも、厚みや表面コーティングの違いで耐久性が変わります。
家族構成や使用頻度を考え、見た目と機能のバランスを取ることがポイントです。

DIYで張り替える場合の費用と注意点

「自分で貼れば安く済むのでは？」と考える方も少なくありません。
確かに、DIYで行えば材料費と工具代のみで済みます。

6畳の部屋なら、材料費が約2万円前後、カッター・ローラー・接着剤などの工具費を含めても3万5千〜程度で可能です。
ただし、DIYには次のような注意点があります。

• 下地処理を怠ると、仕上がりが凸凹になる
• 継ぎ目が浮いたり、端がめくれやすくなる
• 床が水平でないと、貼ってもすぐに浮く
• 水回りでは防水処理が甘くなり、カビや剥がれの原因に

特にトイレや洗面所などは、プロでないと難易度が高いです。
初めて挑戦する場合は、リビングや寝室などの四角い部屋から試してみると失敗が少なくなります。

業者に依頼するメリットと選び方

プロに頼むメリット

業者に依頼する最大の利点は、仕上がりの美しさと耐久性の高さです。
下地の状態を見極め、最適な施工方法を提案してくれるため、長く安心して使えます。
また、トイレや洗面所のような狭い空間では、設備を外さずにきれいに施工する技術が必要です。
さらに、万一の不具合が起きても、アフター保証があるのも大きな安心材料です。
DIYでは失敗の修復費用が自己負担になりますが、プロに任せればリスクを最小限にできます。

業者選びのポイント

失敗しないためには、業者選びも重要です。
価格だけでなく、施工内容と対応力を比較しましょう。

1. 複数社から見積もりを取る
   同じ内容でも数万円の差が出ることがあります。
   内訳が明確な見積もりを出す業者を選ぶのが安心です。
2. 水回りの施工実績を確認する
   洗面所・キッチンなど設備が絡む場所では、経験がものを言います。
   施工事例を見せてもらうと、技術力が判断できます。
3. アフターサービスの有無を確認する
   剥がれや浮きが出た際に、無償で補修してくれるかをチェック。

見積書に「設備脱着費」や「下地補修費」が含まれているかどうかも重要な確認ポイントです。

費用を抑えるコツ

少しの工夫で、クッションフロアの張り替え費用を抑えることができます。

• 重ね張りを検討する
  下地に問題がない場合は、既存の床の上に施工することでコスト削減が可能です。
• 施工範囲をまとめる
  トイレと洗面所など、同時に施工すると出張費が1回分で済み、単価が下がることがあります。
• 量産品や在庫品を選ぶ
  メーカー在庫処分品や定番カラーを選ぶと、材料費を数千円単位で節約できます。
• 繁忙期を避ける
  3月・9月の引っ越しシーズンを避けると、割引対応を受けられることもあります。

こうした工夫を組み合わせることで、同じ6畳の施工でも数万円の差が生まれます。

まとめ：クッションフロアの張り替えは「費用と仕上がりのバランス」で決める

クッションフロアの張り替え費用は、1㎡あたり4,500円～6畳の部屋で４万５千円～が相場です。
施工方法や素材の種類、部屋の形状によって費用は変わりますが、リフォーム効果は想像以上に大きいものです。

• 水回りを含む部分的な張り替えなら、10万円以内で快適空間に
• 内装全体を新しくすれば、新築のような清潔感を取り戻せる
• プロに依頼すれば、仕上がりと耐久性が格段に向上

弊社では、住宅・マンション・店舗などさまざまな現場のクッションフロア施工に対応しており、現地確認から最適なプラン提案まで一貫して行っています。
「費用をできるだけ抑えたい」「どんな柄が合うか迷っている」そんなお悩みにも、経験豊富なスタッフが丁寧に対応します。
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あなたの住まいに最適なクッションフロア張り替えを、私たちが全力でお手伝いします。