床リフォーム費用を徹底解説|工法と床材の違いで変わる価格と選び方

冬の朝、裸足で歩いたときに「床が冷たい…」と感じたことはありませんか?
または、長年使ってきた床が「きしむ」「沈む」「汚れが取れない」といった状態になり、そろそろリフォームを考え始めた方も多いでしょう。
床は、家族全員が毎日触れる場所であり、見た目だけでなく“心地よさ”や“断熱性”にも大きく関わる部分です。
しかし、「床リフォームの費用ってどのくらいかかるの?」「どの素材がいいの?」といった疑問を抱く方は少なくありません。
この記事では、床リフォームの費用相場、工法の違い、床材の種類と特徴をわかりやすく解説します。
費用の内訳や選び方のコツも紹介しますので、後悔しない床リフォームを検討するための参考にしてください。

目次

床リフォームの費用は工法と素材で変わる

床リフォームの費用を決める主な要素は「工法」と「床材」です。
同じ6畳の部屋でも、工法が違えば費用も工期も大きく変わります。
また、床材は見た目や肌触りだけでなく、断熱性や防音性にも影響します。
まずは、床リフォームの工法について詳しく見ていきましょう。

床リフォームの2つの工法:張り替えと重ね張り

床リフォームには大きく分けて「張り替え」と「重ね張り(上張り)」の2種類があります。
どちらも床を新しくする方法ですが、工事内容や費用、仕上がりに違いがあります。

張り替え工法の特徴と費用目安

張り替え工法とは、古い床材をすべて剥がしてから新しい床材を施工する方法です。
下地の状態を確認しながら施工するため、長く安心して使いたい場合におすすめです。
メリットとしては、下地の補修が同時にできる点です。
床が沈んだり、軋んだりしている場合は、根太や合板が傷んでいる可能性があります。
張り替えであれば、これらを修繕しながら新しい床を張れるため、耐久性と安全性を両立できます。
一方で、廃材の処理や下地補修が発生するため、工期が長く、費用が高くなりがちです。
費用目安は、6畳で約10万〜25万円前後です。

重ね張り(上張り)工法の特徴と費用目安

重ね張り工法は、既存の床の上に新しい床材を貼る方法です。
既存の床を撤去しない分、工期が短く、コストも抑えられるのが最大のメリットです。
費用は6畳で約7万〜15万円が目安とされています。
ただし、下地の状態を確認できないため、床の歪みや沈みがある場合は向いていません。
また、厚みが増すことでドアの開閉に支障が出るケースもあります。
そのため、現場の状態を確認したうえで、専門業者に適切な判断を仰ぐことが重要です。

張り替えと重ね張りの比較表

工法 メリット デメリット 費用目安(6畳) 工期
張り替え 下地補修が可能で長持ち 費用・工期がかかる 約10〜25万円 約2〜4日
重ね張り 工期短縮・費用が安い 下地確認ができない 約7〜15万円 約1〜2日

床材の種類と特徴|素材で変わる費用と快適性

床材には多くの種類があり、それぞれ特徴・価格・メンテナンス性が異なります。
部屋の用途や目的に合った素材を選ぶことが、費用対効果を最大化するポイントです。

フローリング|高級感と耐久性を兼ね備えた定番

フローリングは最も一般的な床材で、木の温もりと美しさが特徴です。
見た目の高級感があり、リビングや寝室など幅広い空間に使用できます。
種類は「無垢フローリング」と「合板(複合)フローリング」に分かれます。

無垢フローリング

一本の天然木から作られたもので、木本来の香りや質感を楽しめます。
調湿作用があり、四季の変化に合わせて空気中の湿度を調整してくれる点も魅力です。
ただし、湿気や乾燥によって反りや割れが起こることもあり、メンテナンスが必要です。
価格は1㎡あたり約10,000〜20,000円前後が一般的です。

合板(複合)フローリング

合板の表面に天然木や木目シートを貼り合わせたタイプです。
反りや割れに強く、デザインや色柄のバリエーションが豊富です。
耐久性が高く、コストも抑えられるため、リフォームで最も選ばれるタイプです。
費用は1㎡あたり約6,000〜12,000円程度が目安です。

クッションフロア|水回りに強く手入れが簡単

クッションフロアは塩化ビニル素材でできており、水に強く、掃除もしやすい床材です。
柔らかく弾力があるため、足腰への負担も軽減します。
トイレや洗面所、キッチンなどの水回りリフォームに最適です。
施工費込みで6畳あたり約4万〜7万円ほどが目安です。
また、デザインの種類も豊富で、木目調・タイル調・大理石調など、
インテリアの雰囲気に合わせたコーディネートが楽しめます。

フロアタイル|デザイン性と耐久性を両立

フロアタイルは、クッションフロアと似ていますが、より厚みと硬さがある床材です。
耐久性が高く、店舗やオフィスでもよく採用されています。
部分的な張り替えができるため、メンテナンス性にも優れています。
費用の目安は1㎡あたり約6,000〜10,000円程度です。

カーペット|遮音性と温かみが魅力

カーペットは、足触りが柔らかく、断熱性・遮音性に優れた素材です。
特に小さな子どもがいる家庭や、防音を重視したい部屋におすすめです。
一方で、ホコリやダニが溜まりやすく、こまめな掃除が必要になります。
費用は6畳あたり約5万〜9万円前後です。

コルク床|自然素材の心地よさと断熱性能

コルクは木の樹皮から作られる天然素材で、保温性・防音性・抗菌性に優れています。
足裏に柔らかくフィットし、冬でもヒヤッとしません。
小さな子どもや高齢者のいる家庭でも安心して使える素材です。
費用は1㎡あたり約8,000〜15,000円程度とやや高めですが、
快適性を重視する方には人気があります。

床材別の費用目安まとめ表

床材 特徴 適した場所 費用目安(6畳)
無垢フローリング 自然な木の質感・高級感 リビング・寝室 約10〜20万円
合板フローリング デザイン豊富で安定性◎ 全室対応 約7〜13万円
クッションフロア 水・汚れに強い トイレ・洗面所 約4〜7万円
フロアタイル 高耐久・おしゃれ キッチン・玄関 約6〜10万円
カーペット 防音・断熱効果が高い 寝室・子供部屋 約5〜9万円
コルク床 柔らかく断熱性が高い リビング・子供部屋 約8〜15万円

費用を抑えるためのポイント

床リフォームの費用を抑えるには、以下の3つのポイントを意識すると効果的です。

  1. 重ね張り工法を選ぶ
    張り替えよりも工期・費用を大幅にカットできます。
    下地に問題がなければ、十分に耐久性のある施工が可能です。
  2. 床材を適材適所で選ぶ
    たとえば、リビングは木質フローリング、トイレはクッションフロアなど、
    場所に合わせて最適な素材を選ぶことで無駄なコストを防げます。
  3. 施工時期や業者のキャンペーンを活用する
    閑散期(冬や梅雨)に依頼することで割引が受けられる場合があります。
    また、補助金制度を利用できるケースもあるため、事前確認が大切です。

床リフォームで後悔しないために|プロに相談する重要性

床は家の基礎部分に関わる工事のため、見た目だけで判断するのは危険です。
下地の状態、床鳴り、湿気、断熱性など、現場ごとに最適な方法は異なります。
だからこそ、経験豊富なリフォーム業者に相談することが重要です。
特に、冬の寒さが厳しい地域では、床下断熱や防湿対策を併せて行うことで、
単なる「見た目のリフォーム」ではなく、暮らしを快適にする根本改善ができます。

まとめ|床リフォームで家の快適性と価値を高めよう

床リフォームは、見た目の美しさを取り戻すだけでなく、
家の断熱性・防音性・安全性を高める大切な工事です。
費用の目安を理解し、家族構成やライフスタイルに合わせた素材を選ぶことで、
快適で長持ちする住まいが実現します。
「張り替え」「重ね張り」「素材選び」それぞれにメリット・デメリットがありますが、
正しい知識を持ち、信頼できる専門業者に依頼すれば失敗は避けられます。
あなたの暮らしを支える床を、もう一度快適で温もりのある場所に。
リフォームを通して、家族の時間がより心地よくなる未来をつくりましょう。

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