キッチンの蛇口から水漏れ?原因と修理方法を徹底解説!DIYと業者との違い
毎日の料理や洗い物で使うキッチンの蛇口。
ある日、「シンクの下が濡れている」「ポタポタと水が止まらない」と気づいた瞬間、気になるようになりますよね。
放っておくと水道代の無駄だけでなく、シンク下の収納や床の腐食、カビの発生にもつながります。
しかし、焦る必要はありません。
キッチンの蛇口の水漏れは、正しく原因を突き止め、適切に対処すれば自分でも修理できるケースが多いのです。
この記事では、蛇口の水漏れの主な原因から、自分でできる修理手順、業者に依頼すべき状況や費用の目安までを、実際の現場イメージとともに分かりやすく解説します。
キッチン蛇口の水漏れを放置してはいけない理由
蛇口の水漏れは「ちょっとだけ漏れてるだけ」と思って放置すると、後々大きな被害を招くことがあります。
常に湿気を帯びるシンク下では、わずかな水漏れでもカビや腐敗、金属部のサビが発生しやすく、数日で悪臭が漂うこともあります。
また、漏れが続くことで水圧が変化し、蛇口本体や配管への負担が増大。
結果として、より深刻な破損や漏水事故を引き起こすこともあります。
見た目ではわからなくても、壁裏や床下に水が回ってしまえば、修理費は数十万円に膨らむケースも。
つまり、早期発見と初期対応が被害を最小限に抑える鍵なのです。
自分で修理できる?まずは水漏れ箇所を確認しよう
キッチンの蛇口の水漏れには、主に3つのパターンがあります。
| 水漏れ箇所 | 主な原因 | 修理方法の方向性 |
|---|---|---|
| 吐水口(蛇口の先端) | パッキン・カートリッジの劣化 | 部品交換 |
| ハンドル下 | ケレップ(パッキン)の摩耗 | ハンドル分解・交換 |
| 壁や接続部 | ナット緩み・偏心管パッキン劣化 | ナット締め・パッキン交換 |
水漏れ箇所を見極めることが、正しい修理の第一歩です。
タオルで軽く拭き取り、どの部分から水がにじんでいるかを観察しましょう。
また、作業前には必ず「止水栓」を閉めることを忘れずに。
止水栓はシンク下の収納内にあり、マイナスドライバーで簡単に閉めることができます。
吐水口やハンドル下からの水漏れ修理方法
蛇口の先端やハンドルの下からの水漏れは、もっともよくあるトラブルです。
これは、内部のパッキンやカートリッジが経年劣化していることがほとんど。
修理手順の流れ
- 止水栓を閉める
作業前に必ず水を止めておきます。誤って水が吹き出すのを防ぐためです。 - ハンドルやカバーを外す
多くの蛇口はネジで固定されています。ドライバーを使い、ハンドルを外します。
カバーが固い場合は、ゴム手袋をして滑りにくくすると作業がしやすくなります。 - 内部のパッキンやカートリッジを交換する
古い部品を取り外し、ホームセンターで同じ規格のものを購入して交換します。
シングルレバータイプなら「カートリッジ」、ツーハンドルタイプなら「ケレップ(ゴムパッキン)」が一般的です。 - 逆の手順で元に戻す
新しい部品を取り付けたら、ハンドルを元に戻して止水栓を開き、水漏れがないか確認します。
正しい手順で交換すれば、ほとんどのケースはこの作業で解決します。
特に、10年以上使用している蛇口では、パッキンの硬化やカートリッジの摩耗が多く見られます。
蛇口と壁の接続部分からの水漏れ修理方法
蛇口と壁のつなぎ目から水がにじむ場合、ナットの緩みやパッキンの劣化が原因です。
この部分の修理も自分で可能ですが、慎重な作業が求められます。
修理手順の流れ
- 止水栓を閉める
まずは安全のため水を止めます。 - ナットの緩みを確認
モンキーレンチを使ってナットを軽く締めてみます。
長年使用している場合、わずかな緩みで漏れが発生することがあります。 - 締め直しても直らない場合はパッキン交換
ナットを外し、内部の偏心管パッキンを交換します。
新しいパッキンを取り付けたら、ナットを締め直し、水を流して確認します。
この作業で多い失敗は、ナットを強く締めすぎて配管を傷めてしまうことです。
「しっかり固定するけど無理に力をかけない」ことを意識しましょう。
DIY修理で使える代表的な部品・工具比較
| 部品・工具名 | 主な用途 | 特徴・注意点 |
|---|---|---|
| ケレップ(ゴムパッキン) | ツーハンドル蛇口のハンドル内部 | 消耗が早いため数年ごとに交換推奨 |
| カートリッジ | シングルレバー蛇口内部 | 型番を確認して同じメーカー製を使用 |
| シールテープ | 接続部の隙間補修 | ネジ山に巻きつけて防水性を向上 |
| モンキーレンチ | ナットの締め直し | 力加減を誤ると金属部を傷めることも |
| ドライバー | ハンドルやカバーの取り外し | ネジ頭をつぶさないように注意 |
ホームセンターやネット通販で簡単に入手でき、費用も数百円程度から揃います。
ただし、蛇口のメーカーや型番によって互換性が異なるため、事前確認は必須です。
DIYでは直せないケースと業者依頼の判断ポイント
次のようなケースは、自分での修理は避け、プロの水回り業者に依頼するのが安心です。
- 水漏れ箇所が複数あり、原因が特定できない
- 蛇口を外した際にネジや配管が破損してしまった
- 壁内部やシンク下から水がしみ出している
- 10年以上前の古い蛇口で部品が廃盤になっている
これらの場合、表面的に修理しても根本的な解決にならず、再発するリスクがあります。
特に壁内の配管トラブルは、一般家庭では確認が難しいため、プロの診断が欠かせません。
業者に依頼した場合の費用と相場
| 修理内容 | 費用目安 | 工期 |
|---|---|---|
| パッキン交換 | 5,000〜15,000円 | 即日(30分〜1時間) |
| カートリッジ交換 | 8,000〜20,000円 | 即日(1時間前後) |
| 蛇口本体交換 | 30,000〜60,000円 | 半日〜1日 |
| 壁内配管修理 | 40,000円〜 | 状況による |
金額は水漏れの程度や蛇口の種類によって異なります。
見積もり時に「どこが原因で」「どのような部品を使うのか」を明確に説明してくれる業者を選ぶことがポイントです。
また、複数社から見積もりを取ることで、料金や対応力を比較でき、トラブル防止にもつながります。
プロに依頼するメリットと安心感
プロの修理は、単に漏れを止めるだけではありません。
防水処理やパッキンの密着調整、内部洗浄など、再発を防ぐための施工を行います。
また、施工後の保証を設けている業者も多く、修理後に不具合が出ても無償対応してくれるケースもあります。
特に、築年数が経った住宅では配管内部のサビや劣化が進んでおり、経験豊富な職人によるチェックが欠かせません。
自分で応急処置をしても一時しのぎにしかならない場合、プロによる根本修理が結果的にコスパの良い選択となるのです。
まとめ|キッチン蛇口の水漏れは「早めの対処」が家を守る
キッチンの蛇口の水漏れは、最初は小さなトラブルでも、放っておくと大きな損害につながります。
パッキンやカートリッジの交換で直るケースも多く、正しい手順を知っていれば自分で修理できることもあります。
ただし、原因が分からない・漏れが止まらない・古い蛇口などの場合は、無理せず業者に依頼しましょう。
プロに任せることで、確実な修理と再発防止、そして「これでもう安心」という暮らしを取り戻せます。
弊社では、キッチンや洗面台、浴室などの水回り修理を地域密着で行っています。
「どこから漏れているか分からない」「見積もりだけでも頼みたい」という方もお気軽にご相談ください。
経験豊富なスタッフが現場を確認し、最適な修理方法をご提案いたします。
毎日の生活に欠かせないキッチンを、もう一度快適に。あなたの暮らしを支える安心の修理をお約束します。
























