お風呂と洗面所のセットリフォームの費用や工期・失敗しないポイントを徹底解説

冬の朝、冷たい洗面所に立つたびに「早くリフォームしたい」と感じたことはありませんか。
お風呂と洗面所は、毎日家族が使う大切な空間。
老朽化や使いづらさを感じながらも、「費用が高そう」「工事が大がかりになりそう」と後回しにしてしまう方も多いでしょう。
しかし実は、「お風呂と洗面所をセットでリフォーム」すると、費用も工期も短く、デザインの統一感まで得られることをご存じですか？
この記事では、セットリフォームのメリットや費用相場、工期、そして成功するための注意点まで、専門業者の視点で詳しく解説します。

お風呂と洗面所のセットリフォームとは？同時工事で叶う理想の快適空間

お風呂と洗面所は、間取り的にも近くに配置されることが多く、配管・給排水設備を共有しています。
そのため、同時にリフォームを行うことで効率的に工事ができ、コストを抑えられるのが大きな特徴です。
例えば、老朽化した浴室をユニットバスに入れ替える際、洗面所の床や壁も一緒に張り替えておけば、全体の仕上がりが統一されます。
設備メーカーを揃えれば、デザインにも一体感が生まれ、毎日の入浴や身支度がぐっと気持ちよくなるのです。

セットリフォームの3つの大きなメリット

お風呂と洗面所を同時にリフォームすることで得られるメリットは、「費用」「工期」「デザイン」の3つ。
それぞれの具体的な利点を、わかりやすく解説します。

1. 費用を抑えられる仕組み

お風呂と洗面所を別々にリフォームすると、
・職人の出張費
・運搬費
・現場管理費
がそれぞれ発生します。

一方、セットリフォームならこれらを1回分にまとめられるため、トータル費用を10〜20％ほど節約できることもあります。
例えば、浴室リフォームで100万円、洗面所で40万円かかる工事を同時に行えば、総額で130万円前後に収まるケースも珍しくありません。
さらにメーカーや施工会社によっては「セット割引」が適用され、単独工事よりも大幅にお得になることがあります。

2. 工期が短く、生活への影響を最小限に

水回りの工事は生活に直結するため、工期が長いほど不便が大きくなります。
しかし、セットリフォームなら同時進行で作業を進められるため、別々に行うよりも工期を短縮できます。
ユニットバスと洗面所のリフォームを同時に行う場合、一般的な工期は約1週間〜10日程度。
個別でリフォームすると2〜3週間かかる場合もあるため、家族の負担を軽減できるのは大きな利点です。

3. デザインと使い勝手の統一感

セットでリフォームする最大の魅力は、見た目の美しさと使い勝手の一体感です。
浴室と洗面所を別々に改修すると、色味や素材感がチグハグになりがちですが、同じメーカー・シリーズで揃えれば、まるで新築のような空間に仕上がります。

また、照明のトーンや床材の柄を合わせることで、「入浴前後の動線」も自然に整います。
デザインだけでなく、毎日の動きやすさも向上するのです。

お風呂・洗面所セットリフォームの費用目安と内訳

実際にどのくらいの費用がかかるのか、ここが最も気になるところでしょう。
工事費は設備のグレードや工法によって大きく変わりますが、一般的な目安を以下にまとめました。

リフォーム箇所	費用目安	備考
浴室のみ	約70万〜200万円	ユニットバスのサイズ・グレードにより変動
洗面所のみ	約15万〜80万円	洗面化粧台や内装の仕様による
セットリフォーム	約90万〜250万円	別々より10〜20％安くなる傾向

セット工事では、「設備本体費」「施工費」「撤去費」「内装仕上げ費」「諸経費（運搬・管理）」がまとめて算出されます。
個別に依頼するより効率的で、トータルコストが抑えられる仕組みです。

設備グレード別の価格比較

設備選びによって費用差が生まれるため、スタンダードとハイグレードで比較してみましょう。

設備	スタンダード価格帯	ハイグレード価格帯
ユニットバス	約20万〜40万円	約50万〜100万円以上
洗面化粧台	約5万〜15万円	約25万〜100万円以上

スタンダードモデルでも十分に快適ですが、断熱浴槽・浴室暖房乾燥機・自動水栓などを追加すると、費用は上がります。
ただし、光熱費の節約や快適性の向上を考えれば、長期的にはハイグレード設備の方がコスパが高いこともあります。

工事期間の目安と流れ

リフォームの工期は、建物の構造や既存設備の状態によって変わります。
以下の目安を参考にしてください。

• ユニットバス交換＋洗面台交換：約7〜10日
• 在来工法（タイル張り）からユニットバス変更：約10〜14日

古いお風呂の場合、解体時に土台の腐食や配管の劣化が見つかることもあります。
その際は補修工事が追加となり、期間が延びることもありますが、このタイミングで一緒に直す方が後々の安心につながります。

セットリフォームの注意点と失敗しないコツ

リフォームは「ただ新しくすればいい」というものではありません。
見落としがちなポイントを抑えておくことで、完成後の満足度が大きく変わります。

床・壁紙は同時に張り替える

浴室と洗面所は、湿気や水はねが多く発生する場所。
床や壁紙が古いままだと、せっかくの新しい設備も見劣りしてしまいます。
特に床は洗面台の設置部分と一体化していることが多いため、まとめて張り替えると美しく仕上がり、費用も抑えられます。

洗面台のサイズ・配管位置を事前確認

リフォーム時に意外と多いトラブルが「新しい洗面台が入らない」問題。
設置スペースや給排水管の位置を正確に確認しておくことで、後からの工事変更を防げます。
また、収納量やミラーの高さなど、家族構成に合わせたサイズ選びも重要です。

段差を解消して安全性をアップ

古い住宅では、浴室と洗面所の間に段差があることが多いです。
リフォームの際に段差をなくしてフラットに仕上げることで、転倒防止やバリアフリー化が実現します。
高齢のご家族がいる場合は特に優先したいポイントです。

窓位置と換気性能にも注意

ユニットバスを設置する際、窓の位置が既存の構造と合わない場合があります。
その場合は、壁の補修や窓の移設が必要になるため、事前に施工業者と確認しておきましょう。
また、湿気を逃がすために浴室換気乾燥機の導入もおすすめです。

人気メーカー別の製品比較

お風呂と洗面所を同一メーカーで揃えると、素材やカラーが統一でき、見た目も機能もスマートに仕上がります。
代表的なメーカーと特徴を比較してみましょう。

メーカー	ユニットバス例	洗面化粧台例	特徴
TOTO	サザナ	オクターブ・エスクア	デザイン性と掃除のしやすさが両立
LIXIL	アライズ・リデア	ルミシス・ピアラ	コスパに優れ、豊富なサイズ展開
Panasonic	オフローラ	シーライン・ウツクシーズ	省エネ設計・照明演出が魅力
タカラスタンダード	プレデンシア	エリーナ・オンディーヌ	ホーロー素材で耐久性抜群

メーカーによって得意分野が異なります。
掃除のしやすさ、収納力、デザイン、価格帯など、重視するポイントを明確にして選びましょう。

業者選びのポイントと信頼できるリフォーム会社の見極め方

水回りリフォームは、施工の品質次第で仕上がりも耐久性も大きく変わります。
失敗を防ぐために、以下のポイントを意識して業者を選びましょう。

1. 水回りリフォームの実績が豊富か
   浴室や洗面所は配管・防水施工の技術が必要。施工実績を必ず確認しましょう。
2. 複数社から相見積もりを取る
   見積書の内訳を比較することで、不要な費用や適正価格を見極められます。
3. 担当者との相性
   質問や要望に親身に対応してくれる担当者であれば、工事中の不安も軽減できます。

まとめ｜セットリフォームで暮らしとデザインを一新する

お風呂と洗面所を同時にリフォームすることで、
・費用を抑えられる
・工期が短くなる
・デザインの統一感が出る

という3つの大きなメリットが得られます。
「お風呂が古くなってきた」「洗面台も使いづらい」と感じたら、それはリフォームのサイン。
別々に考えるのではなく、“セットで快適空間をつくる”発想を取り入れてみてください。
弊社では、浴室・洗面所を含めた水回りリフォームを数多く手がけており、
施工前の現地調査からデザイン提案、費用調整まで一貫対応しています。
「寒い浴室を温かくしたい」「狭い洗面所を広く見せたい」など、
ご家族の暮らしに寄り添ったプランをご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください。
“水まわりが変わると、暮らしが変わる”
その実感を、あなたの家でも。