壁の修理費用はいくら?穴の大きさ別・修理方法と費用相場を徹底解説

家の壁にできた小さな穴や傷。最初は気にならなくても、ふとした瞬間に「これ、直すといくらかかるんだろう…」と不安になる方は多いでしょう。
壁の穴は見た目だけでなく、放置すると内部の下地まで傷みが進むこともあります。
特に賃貸の場合、退去時の原状回復費用にも関わるため、早めの対応が安心です。
しかし「業者に頼むと高そう」「DIYでできるのかな?」と迷ってしまう方も多いはず。
この記事では、壁の修理費用を穴の大きさや修理内容ごとにわかりやすく解説し、費用を抑えるコツや業者選びのポイントまで詳しく紹介します。

目次

壁の修理費用の基本相場とは?

壁の修理費用は、穴の大きさ・材質・修理方法によって大きく変わります。
一般的には、数千円~十数万円が目安です。
画鋲やピンの跡のような軽微な補修なら5,000円前後で済みますが、大きな穴では石膏ボードの張り替えが必要になり、10万円を超えることもあります。
多くの住宅では「石膏ボード+クロス仕上げ」の壁が主流で、この場合はボードの損傷がどこまで及んでいるかが費用の分かれ目です。
表面のクロスだけの傷なら安く済みますが、ボードまで割れていると補修範囲が広がります。
次に、穴の大きさごとの相場を具体的に見ていきましょう。

穴の大きさ別に見る壁の修理費用相場

壁の穴は一見似ていても、修理内容と費用は大きく異なります。
以下の表で概要を整理しました。

穴の大きさ 修理方法 費用相場 補足説明
画鋲・ピンの穴 部分補修、パテ処理 約5,000円前後 自分でもできる範囲。DIYでも修復可能。
小さな穴(1~2cm) パテ埋め+クロス張り替え 15,000~25,000円 拳程度の小さな穴。見た目をきれいに直すにはクロス交換が必要。
中くらいの穴(5cm前後) クロス張り替え+下地補修 20,000~50,000円 ドアノブなどが当たった場合に多い。下地材の補修が必要。
大きな穴(10cm以上) 石膏ボード交換+クロス張り替え 50,000~100,000円以上 壁をくり抜いて新しいボードを入れる本格工事。

なぜ大きさで金額が変わるのか

壁の補修は、見た目を直すだけでなく「下地を元通りにする」工程が大半を占めます。
小さな穴ならパテで埋めて表面を整えるだけですが、大きな穴になると周辺のボードを切り出し、新しい下地を組み直す必要があります。
そのため、職人の手間と材料費が増え、結果として費用も上がります。

壁の修理費用の内訳を知る

壁修理の見積もりを見ると、「材料費」「作業費」「下地処理費」といった項目が並びます。
一見わかりにくいですが、それぞれの内容を知っておくことで、見積もりの妥当性を判断できます。

  • 材料費:クロスや石膏ボード、パテなどの費用。素材によって単価が変動します。
  • 作業費:職人の人件費。出張費や道具代も含まれる場合があります。
  • 下地処理費:穴の周辺のひびや浮きを直すための調整費用です。

たとえば、5cm程度の穴修理で3万円という見積もりでも、単純に「高い」とは言えません。
その中に出張費・材料費・クロスの張り替えが含まれていれば、むしろ適正価格といえるでしょう。

壁の材質による修理費用の違い

壁の種類によっても修理費用は変わります。住宅で使われる代表的な壁材を比べてみましょう。

壁の種類 特徴 修理費用の目安 備考
石膏ボード+クロス 一般的な住宅の壁。軽量で加工しやすい。 15,000~100,000円 最も一般的で、修理方法が確立されている。
モルタル壁 古い家や外壁に多い。硬くて割れやすい。 30,000~150,000円 仕上げが難しく、左官職人の技術が必要。
木の板壁(羽目板) 自然素材で風合いがある。 20,000~120,000円 木材の種類によって価格差が大きい。
珪藻土・漆喰壁 呼吸する自然素材。調湿性能あり。 40,000~200,000円 手作業での塗り直しが必要。高額になりやすい。

見た目は同じ“壁”でも、素材が違うだけで費用が倍以上変わることもあります。
特に漆喰や珪藻土は職人の手作業による塗り直しが必要で、部分補修が難しいため高額になりやすいのです。

DIYでできる壁の修理とその限界

「できるだけ費用を抑えたい」と考える方に人気なのがDIY補修です。
小さな穴なら、市販のパテや補修シートを使って比較的簡単に直せます。
ただし、DIYでできるのは「浅い穴・小さな傷」まで。
5cmを超えるような穴になると、下地の補修やクロスの貼り替えが必要となり、素人では難しくなります。
DIYで修理する際は、以下のポイントを押さえましょう。

  1. パテは乾燥後に必ずやすりで平らにする
  2. 補修後の色合わせを考えて、同系色のクロスや塗料を使用する
  3. 下地が崩れている場合は、無理に埋めず専門業者に相談する

無理に自分で直そうとして、逆に補修範囲を広げてしまうケースもあります。
費用を節約するつもりが、結果的に高くつくこともあるため、状態を見極めることが大切です。

壁の修理費用を抑えるコツ

壁の修理は、ちょっとした工夫で費用を抑えることができます。

  1. 相見積もりを取る
    同じ修理内容でも、業者によって費用が数万円違うことはよくあります。最低でも2~3社に見積もりを取りましょう。
  2. クロス張り替えを部分的にする
    壁全体を張り替えると高額になりますが、補修部分だけの「部分張り替え」なら費用を抑えられます。
  3. 壁紙の素材を見直す
    高級な織物クロスや輸入壁紙は高価です。一般的なビニールクロスを選べば費用を半減できる場合もあります。
  4. 補修時期をまとめる
    複数の場所を一度に直すと、出張費を1回にまとめられるため効率的です。

賃貸物件・持ち家での注意点

壁の修理は、「誰の負担で行うか」によっても対応が異なります。

賃貸の場合、自然な経年劣化による汚れや日焼けは大家負担ですが、
家具やドアノブをぶつけたなどの「過失による損傷」は入居者負担になります。

持ち家の場合は自己判断で修理できますが、内部の柱や断熱材にまで影響している場合は早めの修理が必要です。
放置してカビや腐食が広がると、壁全体の張り替えが必要になり、10万円以上の出費になることもあります。

専門業者に依頼すべき理由

「小さな穴だから放っておこう」「少しぐらいなら自分で直せる」と思ってしまいがちですが、
実は壁の損傷は見えない部分で深刻化しているケースが多くあります。

特に以下のような場合は、迷わず専門業者に依頼してください。

  • 壁を押すと柔らかい感触がある
  • 穴の周辺が湿っている
  • 床や壁紙が浮いてきている
  • 何度も同じ箇所が割れる

これらは、下地の腐食や内部の結露・シロアリ被害の可能性があります。
表面をきれいにしても根本的な修理にならないため、プロによる診断が必要です。

まとめ:壁の修理は「見た目」だけでなく「安全性」も守る工事

壁の修理費用は、穴の大きさや材質によって5,000円〜10万円以上と幅広いですが、
その根底にあるのは「家の寿命を延ばすためのメンテナンス」という考え方です。
放置すればカビや湿気が壁内に回り、建物全体の劣化につながることもあります。
早めに対処することで、結果的に費用を抑え、安心して暮らせる住まいを守ることができます。
もし、どの程度の修理が必要か判断に迷う場合は、一度専門業者に相談してください。
現地調査や見積もりは無料で対応しているところも多く、今の壁の状態を正確に把握できます。
壁の小さな傷も、家を大切に使っていく第一歩。
あなたの住まいがこれからも安心して過ごせる空間であるよう、早めのメンテナンスをおすすめします。

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