ウッドデッキ修理業者に依頼する費用相場と注意点｜後悔しないための選び方ガイド

ウッドデッキは、家族や友人と過ごす憩いの場として人気があります。
しかし、年月が経つと「板が腐ってきた」「表面がささくれだって危ない」「手すりがぐらつく」など、気になる劣化症状が出てきます。
多くの方が最初に抱くのが、「修理したいけど、いくらかかるの？」という疑問です。
実際、ウッドデッキの修理費用は工事内容や素材、劣化の程度によって大きく変わり、業者選びを間違えると数十万円単位で差が出ることもあります。
この記事では、ウッドデッキ修理業者に依頼する際の費用相場や見積もりの見方、費用を抑えるコツ、そして注意点まで徹底解説します。
「DIYとプロ、どちらがいいの？」「安すぎる業者って大丈夫？」といった悩みを持つ方に、納得のいく判断材料をお届けします。

ウッドデッキ修理の費用相場は？業者依頼の全体イメージ

ウッドデッキ修理の費用は、部分補修か全面交換かによって大きく異なります。
また、木材の種類（天然木・ハードウッド・人工木）によっても相場が変動します。

修理内容	費用相場	特徴
部分補修	約5万～15万円	腐食板・ひび割れの交換など軽微な工事
全面交換	約30万～100万円	下地・支柱含む全面リフォーム
塗装のみ	約2.5万～8万円	再塗装・防腐対策など
撤去費用	約3万～10万円	古いデッキの解体・処分

部分補修で済む範囲なら比較的安価ですが、下地まで劣化している場合は全面交換が必要になり、費用が一気に跳ね上がります。
この判断は、見た目だけでは難しく、プロの業者による現地確認が不可欠です。

部分補修で済むケースと費用目安

ウッドデッキの表面が一部だけ傷んでいる場合、部分補修で対応できます。
これは、全体の5分の1以下の範囲に腐食や割れが見られる程度が目安です。

部分補修の主な内容

• 板の張り替え：幅20cm×長さ120cmほどで、1枚あたり約9,000円～12,000円。
• ひび割れ補修（合計50cmまで）：7,000円～10,000円程度。
• 塗装の塗り直しや防腐処理：2.5万円～8万円ほど。

部分補修の総額は、5万～15万円程度が一般的です。
ただし、見た目がきれいになっても、下地（根太や支柱）が傷んでいれば、数年後に再修理が必要になることも。
業者によっては「表面だけ交換します」と安価に見せるところもありますが、長期的に見て耐久性が下がる施工になることもあるため注意が必要です。

全面交換の費用と選べる素材

ウッドデッキ全体をリニューアルする場合、構造材も含めた工事となり、費用は30万～100万円が目安です。
選ぶ素材によって費用と耐久性が大きく変わるため、慎重な選定が求められます。

素材	特徴	耐久性	価格帯（㎡あたり）
ソフトウッド（レッドシダーなど）	柔らかく加工しやすいが腐りやすい	約5～10年	約15,000～25,000円
ハードウッド（ウリン・イペなど）	非常に硬く、耐水性・防虫性に優れる	約20年以上	約25,000～40,000円
人工木（樹脂＋木粉）	腐らない・メンテナンスが簡単	約15～20年	約20,000～35,000円

ウリンやイペなどのハードウッドは初期費用が高いものの、耐久性は抜群で長期的には経済的。
一方、人工木はメンテナンスフリーを重視する方に人気があります。
「見た目重視なら天然木」「長く使いたいなら人工木またはハードウッド」と考えると選びやすいです。

費用を構成する内訳とチェックポイント

ウッドデッキ修理の見積もりを見る際は、次の項目を確認しましょう。

• 材料費：使用する木材や塗料のグレードによって差が出ます。
• 人件費：1～3名の職人が数日かけて作業するため、費用の大部分を占めます。
• 撤去費・廃材処分費：古いデッキの撤去で3～10万円程度。
• 下地調整費：土台の再整備や防水工事が必要な場合に発生。
• 塗装費：防腐・防カビ塗装で2.5～8万円前後。

「ウッドデッキ修理一式」とだけ書かれた見積もりは要注意です。
内訳が不明確な場合、後から追加請求が発生することもあるため、費用項目が細かく明記されている業者を選びましょう。

費用を抑えるための3つのコツ

1. 複数業者から見積もりを取る

同じ条件でも、業者によって価格差が大きいのが外構工事の特徴です。
最低でも2〜3社に相見積もりを依頼し、作業内容・保証・使用材料を比較することが大切です。
「異常に安い」見積もりには注意し、適正価格と施工品質のバランスを見るようにしましょう。

2. DIYでできる部分は自分で対応

軽微な塗装や表面のメンテナンスであればDIYも可能です。
ホームセンターで防腐塗料やデッキブラシを購入すれば、2〜3万円ほどで施工できます。
ただし、板の交換や構造の補修など、安全性に関わる部分はプロに依頼すべきです。

3. 補修と塗装を同時に行う

部分交換の際に、残りの部分も一緒に塗装しておくと、後々のメンテナンスコストを下げられます。
新しい板と古い板の色の差もなくなり、全体の統一感が出て見栄えも良くなります。
修理だけ依頼するよりも同時施工の方がトータルコストを削減できるケースが多いです。

注意点｜部分補修で済まないケースもある

ウッドデッキは、表面の板がきれいでも下地が腐っている場合があります。
特に、雨水がたまりやすい構造や、日当たりの悪い場所では要注意です。
下地の根太や支柱が腐食していると、部分補修では対応できません。
そのまま放置するとデッキが沈み込んだり、最悪の場合は崩落事故につながる危険性もあります。
こうした見えない部分を確認できるのは、経験豊富な業者だけです。
「板の上から見ただけで判断する業者」ではなく、実際にデッキ下を確認してくれる業者を選びましょう。

良い修理業者を見分けるポイント

修理の品質は、業者の技術と誠実さに左右されます。
以下の点を意識して選ぶことで、トラブルを避けられます。

1. 現地調査でデッキ下まで確認してくれる
   表面だけ見て判断する業者は要注意。
2. 見積書の内訳が明確である
   「工事一式」ではなく、項目ごとに費用が分かれているか確認。
3. 施工実績を見せてくれる
   写真や事例がある業者は信頼性が高い。
4. 保証やアフターサービスがある
   施工後の不具合に対応してくれるか確認。

安さだけで選んでしまうと、後から再修理で余計な出費になることもあります。
初めから丁寧な施工をしてくれる業者を選ぶことが、結果的に最も安く済む方法です。

まとめ｜信頼できる修理業者に依頼して安心のデッキを

ウッドデッキ修理の費用は、部分補修で5万～15万円、全面交換で30万～100万円前後が相場です。
使用する素材、修理範囲、業者の技術力によって金額は変わります。

費用を抑えるポイントは、

• 複数見積もりを取り比較する
• DIYとプロを使い分ける
• 補修と塗装を同時に行う
  この3点を意識することです。

弊社では、ウッドデッキの状態を丁寧に診断し、「今すぐ直すべき箇所」と「まだ使える部分」を見極めたうえで、最適なプランをご提案しています。
ハードウッドや人工木など素材の特徴を活かし、見た目の美しさと耐久性を両立する施工をお約束します。
「他社で高い見積もりを出された」「DIYでは不安だからプロに頼みたい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたのウッドデッキを、また安心して家族が集える場所へと蘇らせます。