ガスコンロが点火しない!焦らず確認したい原因と正しい対処法

毎日の料理に欠かせないガスコンロ。
いつも通りスイッチを押しても「カチカチ…」と音がするだけで火がつかない
そんな経験はありませんか?
「もしかして壊れた?」「ガスが止まってるの?」と不安になるものですが、実は多くの場合、ちょっとした確認やお手入れで解決できるケースがほとんどです。
本記事では、ガスコンロが点火しない原因をわかりやすく解説しながら、あなた自身で試せる対処法、そしてそれでも直らない場合の修理依頼の目安や費用まで、丁寧に紹介します。
焦らず順を追って確認していけば、無駄な出費や危険を避けながら、安全にトラブルを解消することができます。

目次

ガスコンロが点火しない主な原因とは?

ガスコンロが点火しないとき、まず考えられるのは「電気系統」「汚れ」「ガス供給」の3つの問題です。
これらはいずれも日常的な使い方や環境に左右されるため、誰にでも起こり得ます。
多くの人が慌ててガス会社に電話してしまいますが、実際には自分で確認してすぐに直せることもあります。
一般的な原因を整理すると次の通りです。

原因の種類 主な症状 自分でできる対処法 専門業者に依頼すべきケース
電池切れ カチカチ音が弱い、または音がしない 電池交換 新しい電池でも動かない場合
バーナーキャップのズレや汚れ 火が片方だけ出ない、全く点かない 正しくセットし掃除 ガスの吹き出し口が破損している場合
点火プラグの汚れ・濡れ カチカチ音はするが火がつかない 汚れを拭き乾燥させる プラグの劣化・欠け
元栓が閉まっている どの口も点かない 元栓を開く 開けてもガスが来ない場合
ガスメーター遮断 地震・異常でガスが止まる メーターの復帰操作 復帰しても点かない、ガス臭がある

多くのトラブルは、電池や汚れ、部品のズレなどの小さな要因から起こります。
まずは安全を確保した上で、落ち着いて一つずつ確認していきましょう。

まずは自分でできる5つの確認ポイント

電池を交換してみる

最も多い原因が「電池切れ」です。
ガスコンロは点火時にスパーク(火花)を飛ばすために乾電池を使用しています。
長期間使用していると電圧が下がり、カチカチ音はしても火花が弱くなって点火できなくなります。
電池ボックスはコンロの手前や側面にある場合が多く、「単一電池」または「単二電池」が使われています。
交換時は同じ種類の新品を正しい向き(+-)で入れましょう。
電池交換サインが点滅している機種では、すぐに新しい電池に取り替えるのが基本です。
意外にも、電池交換だけで復旧するケースが全体の3~4割を占めます。

バーナーキャップのズレ・汚れを確認する

コンロの天板を開けると、中央に金属の丸い部品「バーナーキャップ」があります。
これが正しい位置に乗っていなかったり、油や焦げ付きで目詰まりしていると、ガスの流れが乱れて点火しません。
特に掃除後にキャップを少しずらして戻してしまうケースが多く、見た目には問題なくても「浮いている」状態になっていることがあります。
一度外して、裏側や溝に油汚れや水滴がないか確認し、しっかり乾燥させてから、カチッと安定する位置に戻しましょう。
キャップのくぼみ部分には空気の通り道があり、ここが詰まると炎が出なくなるため注意が必要です。

点火プラグの汚れ・濡れを拭き取る

点火プラグとは、火花を飛ばしてガスに着火する白い棒状の部品です。
調理中の油や煮汁、洗剤などが付着していると火花が弱まり、ガスに引火しにくくなります。
また、掃除後に濡れたまま放置しても同様の現象が起きます。
乾いた布や綿棒で優しく拭き取り、完全に乾かしてから再度点火を試してみてください。
無理に金属ブラシなどで擦ると絶縁部分を傷つけてしまうため、扱いには注意しましょう。
もしプラグの先端が欠けていたり、焦げたような黒い跡がある場合は、部品交換が必要なサインです。

ガスの元栓を開ける

意外と多いのが「元栓の閉め忘れ」です。
掃除や長期不在のあとに閉めたままになっており、火がつかないというパターンです。
元栓はコンロ脇の壁や床付近にあることが多く、つまみを左に回すと開きます。
開けてもガス臭がする場合は、絶対に火を点けず換気をしてからガス会社に連絡しましょう。
ガスの安全装置が働いて供給が遮断されている場合もありますが、その際は次の「ガスメーター」の確認へ進みます。

ガスメーターの遮断を確認する

地震やガス漏れを感知すると、ガスメーターは自動でガスを止める機能を持っています。
復帰操作をしない限り、どんなに元栓を開けてもガスは流れません。
メーターは屋外の玄関横やベランダ下などに設置されており、「赤いランプが点滅している」場合は遮断状態です。
復帰ボタンを押して1分ほど待つと再開しますが、ガス臭がある場合や遮断が繰り返される場合は、自己判断せず必ずガス会社に点検を依頼してください。

それでも火がつかない場合は機器トラブルの可能性も

ここまでの確認をしても改善しない場合、内部の電子回路やセンサー、モーター部分の故障が考えられます。
特に最近のガスコンロは安全装置や自動消火機能が多く、わずかな異常でも点火を制御する仕組みになっています。
自分で分解したり修理を試みると感電やガス漏れの危険があるため、ここから先は専門業者に依頼しましょう。

修理はどこに頼むべきか?信頼できる依頼先の選び方

修理を依頼する場合、主な選択肢は「メーカー」「家電量販店」「ガス会社」「リフォーム会社」「専門修理業者」です。
それぞれの特徴と向いているケースを整理すると次のようになります。

依頼先 特徴 向いているケース
メーカー 純正部品で確実な修理 保証期間内・同型の修理希望
家電量販店 購入店経由で修理可 コンロ購入店がわかる場合
ガス会社 配管・安全装置に強い ガス供給の問題・メーター遮断
リフォーム会社 設置交換にも対応 新型への交換を検討している
専門修理業者 機種問わず柔軟に対応 保証外・古い機種の点検希望

多くの場合、保証期間内であればメーカーへの連絡が最も安心です。
保証が切れている場合は、地域のガス会社やリフォーム業者でも問題なく対応してもらえます。
修理か交換か迷う場合でも、まずは点検だけでも依頼してみることで正確な判断ができます。

ガスコンロ修理・交換の費用目安

修理内容や機種によって価格は異なりますが、一般的な相場は次の通りです。

故障箇所・作業内容 費用の目安(部品・工賃込み)
スイッチや点火ユニットの交換 約2万~3万3千円
モーター・基板の修理 約2万~4万円
プロペラファン式コンロの交換 約3万~4万円(本体・工事費込み)
レンジフード一体型の交換 約10万円以上(機能により変動)

軽度な修理で済む場合は比較的安価ですが、古い機種や部品供給が終了している場合は、交換を検討したほうが結果的にコストを抑えられることもあります。

安全を最優先に。無理な修理は禁物

点火しない原因が「ちょっとした汚れ」であることも多いですが、無理な分解や通電状態での清掃は非常に危険です。
特に電気配線やガス配管に関わる部分は、プロでも慎重に扱う箇所です。
「自分でできそうだから」と工具を使って内部を触ると、かえって故障を悪化させたり、ガス漏れや火災の原因になることがあります。
安全第一で、原因が特定できないときは迷わず専門業者へ。早めに依頼することで被害を最小限に抑えることができます。

定期的な掃除と点検がトラブル防止の鍵

ガスコンロは毎日使うからこそ、汚れや油がたまりやすく、知らないうちに部品が劣化していきます。
月に1度はバーナーキャップと点火プラグを外して掃除し、乾いた状態で戻すだけでも、点火不良の多くを防ぐことができます。
また、年に1回は業者によるメンテナンス点検を受けると、小さな不具合を早期に発見でき、長く安全に使い続けられます。

まとめ:焦らず順番に確認、そして安全第一で行動を

ガスコンロが点火しないときは、まず「電池」「汚れ」「ズレ」「元栓」「ガスメーター」の5項目を確認してください。
これらを一つずつ丁寧にチェックすることで、ほとんどのケースは自分で解決できます。
それでも改善しない場合や、異音・異臭がある場合は迷わず専門家へ。安全に、そして確実に復旧させることが大切です。
私たちのような専門業者では、点検から清掃、部品交換、さらには新型コンロへの交換提案まで一括対応が可能です。
「火がつかない」という不安を、安心に変えるお手伝いをいたします。
毎日の食卓を支えるガスコンロだからこそ、トラブルの際には経験豊富なプロにお任せください。

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