給湯器エラーが出たらどうする?原因・対処法・交換時期まで完全ガイド

お風呂に入ろうとして湯を出した瞬間、リモコンに「エラーコード」が点滅…。
お湯が出ない、急に止まる、異音がする、そんなとき、焦ってしまいますよね。
「このエラー、どうすればいいの?」「危険じゃないの?」と不安になる方も多いでしょう。
でも、慌てる必要はありません。
給湯器のエラーには必ず原因と適切な対処法があり、落ち着いて確認すれば自分で解決できるケースもあります。
この記事では、給湯器のエラーが出たときの基本的な対処方法、危険な症状の見分け方、そして修理・交換の判断基準までを、専門用語を使わずに分かりやすく解説します。
もしものときに冷静に対応できるよう、ぜひ最後までご覧ください。

目次

給湯器エラーコードとは?まず最初に確認すべきポイント

給湯器のエラーコードとは、給湯器が「異常を検知した」ことを知らせる数字や英字の表示です。
通常はリモコンの液晶画面に「12」「11」「888」などの2~3桁のコードで表示されます。

このコードは、メーカーごとに意味が異なります。
例えば「11」はリンナイでは“点火不良”を示しますが、ノーリツやパーパスでは違う意味の場合があります。
そのため、必ずお使いの給湯器メーカーの取扱説明書や公式サイトを確認してください。

もし取扱説明書が手元にない場合は、メーカーのウェブサイトで「給湯器 エラーコード一覧」と検索すれば確認できます。
主なメーカーのエラーコード一覧は次の通りです。

メーカー 確認方法 代表的なエラー例
ノーリツ 公式サイトの「サポート」ページ 111(点火不良)、888(点検時期)
リンナイ 製品別ページでPDF公開 12(燃焼異常)、14(過熱防止)
パロマ 「よくある質問」で確認可能 11(ガス供給異常)、99(異常停止)
パーパス 製品取扱書ダウンロードあり 140(過熱)、888(点検時期)

まずは落ち着いて、どのメーカーのどんなエラーなのかを特定することが第一歩です。

一時的なエラーならリセットで直ることもある

エラーの中には、一時的な誤作動が原因で発生するものもあります。
電気的なノイズや一瞬のガス圧変動など、給湯器が安全装置を誤検知して止まってしまうケースです。

そんなときは、以下の手順でリセット操作を試してみてください。

  1. リモコンの電源を「切」にする
  2. 約10秒待ってから「入」にする
  3. それでも改善しない場合は、給湯器本体の電源プラグを抜き、5~10秒後に再度差し込む

この操作でエラーが消え、正常に動作することがあります。
ただし、繰り返し同じエラーが出る場合は内部部品の不具合が考えられます。
その際は使用を中止し、専門業者に点検を依頼しましょう。

絶対に自己判断で触ってはいけないケース

次のような状況では、リセット操作をしてはいけません。
命に関わる事故につながる恐れがあります。

・ガス臭がする
・給湯器や配線が雨で濡れている
・異常音(ボン、ゴーという爆発音)がする
・焦げたような臭いがする

これらはガス漏れや電気系統のショートの可能性があります。
すぐに給湯器の電源を切り、ガスの元栓を閉めたうえで、ガス会社または専門業者へ連絡してください。
「大丈夫だろう」と放置するのは非常に危険です。

「888」や「88」は点検サイン。故障ではない

給湯器に「888」や「88」と表示された場合、これは点検時期のお知らせです。
「故障ではない」と覚えておきましょう。
このサインは、メーカーが推奨する安全点検時期(おおむね10年)を迎えたことを知らせるもので、内部センサーやバーナーの劣化を確認するための目安です。

実際の点検では、次のようなチェックが行われます。

・燃焼状態の確認(異常なガス圧や不完全燃焼の有無)
・配管や排気口の劣化チェック
・安全装置や電装系統の動作確認

メーカーでは「安心点検(有償)」として訪問点検を行っており、通常は1時間ほどで完了します。
放置して使用を続けると、ガス漏れや異常燃焼のリスクが高まるため、早めに依頼することをおすすめします。

エラーが頻発する場合は寿命のサインかも

同じエラーコードが繰り返し出る場合や、頻繁にリセットが必要になる場合は、給湯器が寿命を迎えつつあるサインです。
給湯器の寿命は一般的に10年前後。
それを過ぎると、電子基板やバーナー、ファンモーターなどの部品が劣化し、不具合が発生しやすくなります。
また、部品供給が終了している製品も多く、修理ができないケースもあります。
10年以上使用している場合は、修理ではなく交換を前提に検討するのが現実的です。

修理と交換の判断基準

修理と交換、どちらが良いか迷う方は多いですが、以下の表を参考にすると分かりやすいです。

状況 対応の目安 理由
使用年数が5年未満 修理 部品の供給・保証がある
使用年数が5〜10年 状況により判断 修理費が高い場合は交換検討
使用年数が10年以上 交換 劣化・部品供給終了の可能性が高い
同じエラーが頻発 交換 内部劣化で再発リスクが高い
「888」表示+10年以上使用 点検または交換 安全性・経済性の観点から推奨

修理費用が3万円を超えるようであれば、新品交換のほうが長期的にはコスパが良いケースが多いです。

よくあるエラーと原因の一例

代表的なエラーを、メーカー別にまとめると次のようになります。

コード 主な意味 対処法
111 / 11 点火不良 ガス栓・電源確認後、解消しなければ業者へ
121 / 12 燃焼異常 排気口の詰まり・ガス圧不良の可能性
140 過熱防止作動 フィルターや配管の詰まりを確認
888 / 88 点検時期表示 故障ではないが点検依頼が必要

たとえば「111」が表示された場合は、ガスの供給が止まっているか、強風などで一時的に点火しづらくなっている可能性があります。
まずはガス栓が開いているかを確認し、それでも改善しなければ専門業者へ依頼しましょう。

給湯器エラーを防ぐための日常メンテナンス

エラーを未然に防ぐには、普段からのチェックが重要です。

・排気口や吸気口の前に物を置かない(熱がこもる原因)
・給湯器まわりにホコリやゴミをためない
・外壁に取り付けている場合は雨水の跳ね返りを防ぐ
・長期間使用しないときは電源を切っておく

特に冬場は凍結によるエラー(凍結防止ヒーターの異常)も多いため、寒冷地では防寒対策も忘れずに。

給湯器エラーは“予兆”を知らせるサイン

エラー表示は「壊れた」ではなく、「注意してほしい」という給湯器からのメッセージです。
放置して使い続けると、小さな異常が大きな故障へとつながることもあります。

たとえば、
・一度点火不良が出たまま使い続けた結果、バーナーが焼き切れた
・異音を放置していたら、ファンモーターが完全に停止した
といった事例も少なくありません。

「まだ動くから大丈夫」と思わずに、早めの点検・相談が安心につながります。

まとめ:エラーが出たら落ち着いて、正しい手順で対応を

給湯器にエラーが出ても、まずは慌てずにリモコンを確認し、メーカーのエラーコード一覧で内容を確認することが第一歩です。
簡単な電源リセットで直る場合もあれば、安全上の重大なトラブルを示すこともあります。
もし「888」のような点検サインが出たら、それは“買い替え時期”を知らせる合図でもあります。
10年以上使用している場合は、修理ではなく交換を検討することで、結果的に光熱費や修理費の節約にもつながります。
弊社では、給湯器の点検・修理・交換をすべて自社で一貫対応しており、「今すぐお湯が出るようにしてほしい」「古い給湯器を最新モデルに替えたい」など、あらゆるニーズに即対応しています。
不安なエラー表示を見つけたら、まずはお気軽にご相談ください。
あなたの暮らしの“お湯の安心”を、私たちが全力で守ります。

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