床材の主な種類と特徴を徹底解説|暮らしを変える理想の床選び

家づくりやリフォームを考えたとき、「床材をどうするか」で迷う方はとても多いです。
見た目だけでなく、踏み心地やお手入れのしやすさ、そして部屋の用途に合っているかどうか。
床は毎日必ず触れる部分だからこそ、失敗したくないという気持ちは誰にでもあります。
「フローリングが一番人気なのは知っているけど、他にも種類があるの?」
「子どもやペットがいるから滑りにくい床がいい」
「おしゃれな見た目とメンテナンス性を両立したい」
そんな方に向けて、この記事では代表的な床材の種類とそれぞれの特徴、選び方のポイントを丁寧に解説します。
長年、住宅や店舗、公共施設などの床工事を手がけてきた専門業者としての経験から、「実際に後悔しない床材選び」をお伝えします。

目次

フローリング|木の温もりと上質さを兼ね備えた人気床材

フローリングは、日本の住宅で最も一般的な床材です。
木の自然な風合いがあり、リビングや寝室、廊下などあらゆる空間に使われています。
種類は主に「無垢フローリング」「複合フローリング」「シートフローリング」の3つに分かれます。

無垢フローリング

一本の天然木から作られた贅沢な床材で、木そのものの香りや質感を味わえるのが特徴です。
夏はさらりと心地よく、冬はぬくもりを感じる自然素材。
吸湿性があり、室内の湿度を調整する働きもあります。
一方で、水や傷には弱く、定期的なメンテナンスが必要です。
経年変化を楽しみたい方や、自然素材にこだわりたい方におすすめです。

複合フローリング

合板の上に天然木の薄い板(突板)や木目調の化粧シートを貼り付けた床材です。
無垢に比べて反りや割れが起こりにくく、床暖房にも対応している製品が多いのが特徴。
耐久性や耐水性が高く、住宅やオフィスで広く採用されています。
お手入れのしやすさとデザインの幅広さが人気の理由です。

シートフローリング

木目柄を印刷した化粧シートを表面に貼ったタイプ。
近年は印刷技術が進化し、見た目も本物の木と見分けがつかないほどリアルになっています。
コストを抑えつつきれいな仕上がりを求める場合に最適で、賃貸やリフォームでもよく使われます。

種類 主な素材 特徴 デメリット 向いている場所
無垢フローリング 天然木一枚板 自然な風合い・経年変化を楽しめる 水・傷に弱い リビング、寝室
複合フローリング 合板+突板またはシート 耐久性・安定性が高い 本物の木のような香りはない 全室対応可
シートフローリング 樹脂化粧シート 安価でデザイン豊富 高級感はやや劣る 賃貸、子供部屋

クッションフロア|水回りに強く施工しやすい万能床材

クッションフロアは塩化ビニール素材でできた、柔らかくクッション性のあるシート状の床材です。
表面が防水仕様のため、洗面所やトイレ、キッチンなどの水回りでよく使用されます。
木目・石目・タイル柄などデザインが豊富で、最近では一見フローリングと見分けがつかないほどリアルなものも登場しています。
施工が簡単で、部分的な張り替えもしやすいのが魅力。コストを抑えてリフォームしたい方にも人気です。
一方で、重い家具を置くと跡がつきやすく、摩耗に弱い点には注意が必要です。
クッションフロアは「手軽さ」「耐水性」「デザイン性」の3拍子が揃った、使い勝手の良い床材です。

フロアタイル|リアルな質感と高い耐久性を両立

フロアタイルも塩化ビニール製ですが、クッションフロアとは異なりタイル状になっています。
厚みがあり、硬度が高いため、傷や汚れに非常に強いのが特徴です。
デザインも本物の木や石に近く、店舗やホテルなどでも採用されるほど高級感があります。
部分補修がしやすい点もメリットで、傷んだ部分だけ交換することができます。
ただし、下地の施工精度が必要で、貼り方によっては継ぎ目が目立つこともあるため、プロの施工が望ましい床材です。

項目 内容
主素材 塩化ビニール(PVC)
特徴 耐久性が高く、土足でも使用可能
メリット 本物の木目・石目をリアルに再現
デメリット 下地調整が必要・施工に手間
用途 リビング、玄関、店舗、事務所など

カーペット|防音性と保温性に優れた快適床材

カーペットは繊維素材で作られた床材で、柔らかな感触と高い防音性が特徴です。
一面に敷き詰めるタイプと、50cm角ほどの「タイルカーペット」があり、用途に応じて使い分けができます。
冬は暖かく、夏は冷房効率を高める断熱効果があるため、寝室や子ども部屋にもおすすめです。
ただし、ホコリやダニが溜まりやすいため、こまめな掃除が必要。アレルギー体質の方は防ダニ加工タイプを選ぶと良いでしょう。
タイルカーペットは汚れた部分だけ交換できるため、オフィスやペットを飼う家庭にも人気です。

畳|い草の香りと柔らかな踏み心地が魅力の伝統床材

畳は日本の伝統的な床材で、い草の香りや自然な弾力が魅力です。
最近では「い草畳」だけでなく、カビやダニが発生しにくい「和紙畳」や「樹脂畳」など新しい素材も登場しています。
畳は優れた吸湿・放湿性を持ち、夏は湿気を吸い取り、冬は暖かさを保ちます。
また、防音・断熱性にも優れており、寝室や和室、子ども部屋に最適です。
デメリットとしては、定期的な表替えが必要で、重い家具を置くと跡が残りやすい点が挙げられます。

畳の種類 特徴 メリット
い草畳 伝統的で香りが良い 吸湿性・断熱性が高い
和紙畳 カビ・ダニが発生しにくい メンテナンスが容易
樹脂畳 水や汚れに強い 色あせにくく長寿命

コルクタイル|自然素材で足腰に優しい床材

コルクタイルはコルク樫の樹皮を原料にした自然素材の床材です。
柔らかく弾力性があり、足腰への負担が少ないため、高齢者や小さなお子さんのいる家庭におすすめです。
また、防音性・断熱性にも優れており、ペットが滑りにくいという特徴もあります。
冬でもひんやりせず、裸足で歩いても快適。
ただし、水分には弱いため、水回りへの使用は避けるのが無難です。
自然派志向の方や、快適性を重視する方に根強い人気のある床材です。

タイル・石材|高級感と耐久性を兼ね備えた床材

陶磁器タイルや天然石を使った床材は、重厚で高級感のある空間を演出します。
耐水性・耐久性に優れており、玄関やキッチン、土間などに最適です。
傷がつきにくく、汚れも拭き取りやすいため、メンテナンス性にも優れています。
ただし、表面が硬いため足元が冷えやすく、転倒時の衝撃が大きい点には注意が必要です。
床暖房を組み合わせれば、冷たさを軽減しながら快適に使用できます。

床材選びで失敗しないためのポイント

  1. 部屋の用途に合わせる
    リビングには木のぬくもりが感じられるフローリング、キッチンや洗面所には耐水性のあるクッションフロアなど、使う場所に合った性能を選びましょう。
  2. メンテナンス性を考える
    汚れやすい場所には掃除しやすい素材を。カーペットや畳は定期的な手入れが必要です。
  3. デザインと快適性のバランスを取る
    見た目だけでなく、歩いたときの感触や音の伝わり方も重要です。ショールームで実際に触れるのがおすすめです。
  4. 施工業者の経験も大切
    どんなに良い床材でも、施工が不十分だと性能を発揮できません。下地調整や仕上げの精度で、快適性や耐久性が大きく変わります。

まとめ|理想の床は暮らしを変える。プロに相談して最適な選択を

床材は、住まいの印象と暮らしの快適さを左右する重要な要素です。
フローリングの温もり、クッションフロアの手軽さ、石材の重厚感。
どの素材にも“適材適所”があり、あなたのライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
私たちは、住宅・商業施設・公共施設などさまざまな現場で床工事を行ってきました。
素材の違いを熟知し、デザイン・機能・コストのバランスを考えた最適な提案をいたします。
「どの床が自分の家に合うかわからない」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
見た目だけでなく、長く快適に暮らせる“本当にいい床”をご一緒に見つけていきましょう。

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