カウンターの傷修理方法|自分でできる補修から業者依頼まで徹底解説

朝、コーヒーを入れてふとカウンターに目をやると、
「え、こんなところに傷が…!」
光の角度で浮かび上がる小さな線や、うっすらとしたへこみ。
長年使ってきたキッチンカウンターや洗面カウンターは、どれだけ大切に扱っていても少しずつ傷が増えていきます。
最初は気にならなくても、やがて「そこだけ目立つ」「触るとザラつく」「汚れが入り込む」といった不満が出てくるもの。
でも、わざわざ交換するほどでもない…。そんなときこそ、カウンターの傷修理が効果的です。
この記事では、素材や傷の深さに応じた最適な補修方法を、DIY初心者にも分かりやすく解説します。
さらに、「ここからはプロに頼むべき」という判断基準や費用の目安まで徹底的に紹介します。
読んだあとには、「自分で直せる傷」と「業者に任せた方がいい傷」の違いが、はっきり分かるはずです。

目次

カウンターの傷は放置するとどうなる?

まず知っておきたいのは、「小さな傷でも放置してはいけない」ということです。
カウンターは見た目だけでなく、機能面でも住まいの快適さを支える重要な部分。
放置すると、想像以上にトラブルが広がります。

傷が汚れや水分を吸い込む

木製や人工大理石のカウンターは、表面のコーティングが剥がれるとその隙間から汚れや水分が浸透します。
特にキッチンや洗面所など水を扱う場所では、黒ずみやシミ、カビの原因になることがあります。

傷から広がるひびや劣化

浅いひっかき傷も、繰り返し摩擦が加わることで亀裂が深まり、ひび割れに発展することがあります。
表面だけの問題に見えても、内部にまで影響してしまうと修理費用が一気に高くなります。

見た目の印象が悪くなる

リビングから見えるカウンターや対面式キッチンでは、少しの傷でも印象が大きく変わります。
来客時や家族の目に入りやすい場所だからこそ、清潔感=暮らしの印象に直結します。

素材と傷の深さで変わる修理方法

カウンターの傷修理は「素材」「傷の深さ」でやり方がまったく異なります。
まずは自分のカウンターがどんな素材かを確認しましょう。

素材 特徴 注意点
天然木(無垢材) 木の温かみと質感が魅力 削りすぎると色ムラ・段差になる
メラミン化粧板 水に強く汚れがつきにくい 研磨しすぎるとツヤが失われる
人工大理石 高級感があり滑らか 熱や研磨に弱く変色リスクあり
ガラス製 光沢が美しい 傷つきやすく、研磨のやりすぎ厳禁
ステンレス 耐熱・耐久性が高い 指紋・くもり・擦り傷が目立ちやすい

DIYでできるカウンターの傷修理方法

小さなすり傷やへこみなら、自分で直せるケースも多くあります。
ただし、「どんな素材か」「どれくらいの深さか」を見極めることが成功のカギです。

軽いすり傷・ひっかき傷を直す方法

浅い傷は、表面のコーティングや汚れが原因であることが多く、研磨や補色で修復できます。

歯磨き粉で磨く(ガラス製・人造大理石)

研磨剤入りの歯磨き粉を柔らかい布につけ、円を描くように優しく磨きます。
その後、濡れ布で拭き取り、乾いたタオルで仕上げます。
細かな擦り傷ならこれだけでほとんど目立たなくなります。
ただし、力を入れすぎると光沢が落ちるため“軽くなでる”程度で十分です。

サンドペーパーで磨く(木製・無垢カウンター)

天然木の場合は、サンドペーパーで研磨する方法が有効です。
傷の部分を木目に沿って、
120番 → 180番 → 320番
の順で徐々に細かい番手に変えて磨いていきます。

磨き終わったら、乾いた布で粉を拭き取り、仕上げにオイルやワックスを塗って保護します。
このとき木目方向を意識しないと、磨き跡が残って逆に目立つので注意しましょう。

補修ペンで色を整える(木製・メラミン製)

目立たない程度の小傷なら、市販の補修ペンを使う方法もあります。
家具や建具用の「木目補修マーカー」を使い、傷部分だけを丁寧に塗り重ねます。
乾燥後に軽く乾拭きすれば、ツヤが馴染んで自然な仕上がりに。
メラミン化粧板にも対応できるタイプも多く、DIY初心者でも挑戦しやすい方法です。

深い傷・へこみの修理方法

深い傷や欠けは、表面だけ磨いても直りません。
しっかりと補填する必要があります。

樹脂パテを使った補修(木製)

木部専用の補修樹脂やパテを使って、へこみや欠けを埋める方法です。
作業の流れは次の通りです。

  1. 傷周囲の汚れや油分を拭き取る。
  2. 電気ゴテで補修樹脂を溶かし、カウンターの色に合わせて調整する。
  3. 傷に樹脂を流し込み、乾いたら仕上げウールで平らに削る。
  4. 必要に応じてニスやワックスでツヤを整える。

この方法は仕上がりが非常に自然ですが、色合わせや温度調整にコツが必要です。
慣れないうちは小さな範囲から試してみましょう。

ハードワックスで仕上げる(木製・人工大理石)

深いえぐれ傷や線状の割れには、ハードワックスを使用します。
ハードワックスを溶かして傷に流し込み、レベラーで平らに均します。
乾燥後にウールパッドで表面を磨き、木目を再現するために軽く刻みを入れると、まるで元からあったような仕上がりに。

人工大理石でも応用できますが、光沢の出方が素材によって違うため、目立たない場所で試してから行うと安心です。

専門業者に依頼すべきケース

DIYでは直せない傷や、誤った修理で悪化するリスクがある場合は、プロに依頼するのが最適です。
以下のような状況に当てはまる場合は、早めに相談しましょう。

素材が分からない・判断が難しい場合

人工大理石やメラミン、セラミック系のカウンターは、見た目だけでは素材の判別が難しいことがあります。
誤った研磨剤や薬剤を使うと、逆にツヤが失われたり、変色したりすることがあります。

特に人工大理石は、研磨によって表面保護層を削りすぎると汚れが染み込みやすくなるため、業者による専門研磨が必要です。

ひび割れ・欠けがある場合

陶器製カウンターや人造大理石に多いトラブルが「欠け」や「ひび」です。
表面だけでなく内部構造まで影響していることがあり、見た目の修理では再発します。

業者であれば、専用の充填剤や熱補修機を使って、内部から補修・再コーティングを行えます。
DIYで誤って広げてしまう前に、早めに相談するのが安心です。

広範囲の傷・変色がある場合

広範囲の擦り傷や変色は、研磨だけでは均一な仕上がりにできません。
職人は素材ごとに研磨圧や角度を変え、微妙な光沢差を調整します。
部分補修だけでも依頼可能なため、「全体交換するしかない」と思い込む必要はありません。

修理前に必ず確認しておくべき3つのこと

  1. 素材の確認
    木・石・人工素材など、素材によって使う道具と補修材は異なります。
  2. 傷の深さをチェック
    表面だけのすり傷なのか、指で触ってへこみを感じるのかで方法が変わります。
  3. 目立たない場所で試す
    補修ペンや研磨を使う前に、裏側や角などでテストすることで失敗を防げます。

カウンター修理の費用目安(業者依頼)

修理内容 費用の目安(税込) 備考
軽度の擦り傷補修 約10,000〜20,000円 研磨・表面再仕上げ
中程度の傷・へこみ補修 約20,000〜30,000円 パテ埋め・色調整込み
深い傷・欠け・割れ補修 約30,000〜50,000円 熱補修または部分張り替え

素材や広さによって異なりますが、交換よりも圧倒的に安価で済むのが補修の魅力です。

まとめ:カウンターの傷修理は早めの対応が美しさを守る鍵

カウンターの傷は、放っておくほど深刻化し、修理費用も高くなります。
浅い傷なら、歯磨き粉やサンドペーパーで自分でも直せますが、素材や傷の深さを誤ると逆に状態を悪化させてしまうこともあります。
私たちは、木製・人工大理石・メラミンなどあらゆるカウンター素材に対応し、「できるだけ交換せずに、元の美しさを取り戻す」ことをモットーにしています。
小さな傷ひとつでも、職人の手でここまで蘇る。
そんな瞬間を、ぜひ体感していただきたい。
毎日目にするカウンターが、再び艶を取り戻したとき、「まだまだこの家と一緒に過ごせる」と感じられるはずです。
DIYで迷ったとき、仕上がりに不安があるときは、どうぞお気軽にご相談ください。
経験豊富なプロが、あなたの暮らしの“風景”をもう一度輝かせます。

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