パーゴラ修理の方法とは？費用相場と業者選びDIYとの違いまで徹底解説

庭やテラスに設けられたパーゴラ。
ツル植物を這わせて木陰をつくったり、ガーデンライトを吊るして夜の時間を楽しんだりと、住まいの景観を引き立てる存在です。
しかし年月が経つと、「柱が傾いてきた」「塗装が剥がれて木が腐ってきた」「金具が緩んで風で揺れるようになった」など、さまざまなトラブルが現れます。
そのまま放置してしまうと、倒壊やケガのリスクも。特に木製のパーゴラは雨や紫外線の影響を受けやすく、気づかないうちに内部まで腐食していることがあります。
「DIYで直せるかな？」「業者に頼むとどのくらい費用がかかるんだろう？」と悩む方も多いはずです。
この記事では、パーゴラ修理の流れや費用相場、DIYでできる範囲、そして専門業者に依頼するメリットを、分かりやすく解説します。あなたの庭を、再び安心してくつろげる空間に戻すためのヒントをお届けします。

パーゴラ修理の基本｜どんなトラブルが多いのか

パーゴラの修理と一口に言っても、症状や原因はさまざまです。
最も多いのは「木材の腐食」「ネジ・ボルトの緩み」「屋根や梁の傾き」「塗装の劣化」など。
原因を見極めずに表面だけ補修しても、すぐに再発するケースが少なくありません。

木材の腐食

木製パーゴラの天敵は雨水と湿気です。特に柱の根元や梁の接合部は水が溜まりやすく、内部から腐ることがあります。
腐食が進むと、手で押すだけでぐらつくほど強度が低下します。

塗装の剥がれ

紫外線や風雨によって塗装が劣化すると、木部が直接日光や水にさらされ、急速に痛みが進みます。
見た目が悪くなるだけでなく、防腐性能が失われるため早めの再塗装が必要です。

金具の緩み・錆び

金属製パーゴラや木製パーゴラの金具は、経年で錆びたり、ボルトが緩んだりします。
放置すると部品が外れ、倒壊の危険性もあるため注意が必要です。

パーゴラ修理の流れ｜現状確認から再発防止まで

パーゴラ修理は、「現状把握」「修理方法の検討」「見積もり」「修理実施」「メンテナンス」の5段階で進めます。
順番を理解しておくと、業者との打ち合わせやDIY判断がスムーズになります。

現状の確認と原因究明

まず、どの部分がどのように破損しているのかを確認します。
木材の腐食、金具の破損、傾き、塗装の剥がれなど、症状ごとに原因を突き止めることが重要です。
たとえば「根元だけが腐っている場合」は雨水の侵入が主な原因ですが、「全体的に色が褪せてきた場合」は紫外線による劣化が考えられます。
DIYでの修繕を検討する際も、まず原因を特定しなければ再発を防げません。

修理方法と費用の検討

現状を把握したら、「DIYでできる範囲」と「業者に頼むべき範囲」を切り分けます。

• DIY向き：軽い塗装の塗り直し、ネジやボルトの交換、簡単な補強
• 業者依頼向き：柱の交換、構造の補強、基礎の修理、屋根全体の再施工

軽微な補修ならDIYでも対応できますが、構造部分の修理は安全性の観点から専門業者に依頼するのが安心です。

専門業者への見積もり依頼と比較

修理内容や範囲によって費用が変わるため、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。
「パーゴラ工事一式」と書かれた曖昧な見積もりではなく、「木材交換費」「塗装費」「撤去費」「設置費」などの内訳を確認しましょう。
見積もり比較の際には、金額だけでなく「どんな材料を使うのか」「保証があるか」「施工実績があるか」も重要な判断ポイントです。

修理の実施と再発防止

見積もりに納得できたら施工に移ります。施工後は、木材保護塗料を定期的に塗り直したり、雨樋や屋根からの水の流れを点検したりと、再発防止のためのメンテナンスが欠かせません。
特に柱の根元は、雨上がりに水が溜まりやすく、1〜2年ごとに点検するのが理想です。

パーゴラ修理の費用相場と内訳

修理内容によって費用は大きく変動します。以下の表は一般的な目安です。

修理内容	費用目安	補足説明
軽微な補修（塗装・ねじ交換など）	1万円〜5万円	DIYでも対応可能な範囲。見た目の改善や防水性回復が目的。
部分的な木材交換	5万円〜15万円	腐食部分を交換し、塗装・防腐処理を行う。
柱の根元補修	10万円〜30万円	構造に関わる重要な部分。専門業者の対応が必要。
全体修繕（再塗装・補強含む）	30万円〜100万円	大規模修理。塗料や材質によって変動。
基礎・構造の全面補修	100万円〜300万円	倒壊の危険を伴う場合。耐久性を重視した補強が必要。

費用の差は、使用する木材や塗料のグレード、職人の技術力、足場設置の有無などによって生じます。

DIYで修理できる範囲と注意点

DIYで修理を行う最大のメリットは、費用を抑えられることです。
軽い塗装の剥がれや、ネジの緩み程度であれば、ホームセンターで道具を揃えて対応できます。
しかし、木材を切断したり交換したりする作業は、想像以上に難易度が高く危険を伴います。
特に高所作業は転落のリスクもあるため、十分な安全対策を行ってください。

また、DIY修理では以下の点に注意が必要です。

• 使用する塗料や木材は「屋外用・防腐仕様」を選ぶ
• 雨の日・湿気の多い日は作業を避ける
• 腐食が内部まで進んでいる場合は迷わず業者相談

専門業者に依頼するメリット

DIYでは対応できない構造補修や耐久性の確保は、やはりプロに任せるのが確実です。
専門業者に依頼することで、見た目だけでなく安全性まで保証された修理が可能になります。

安全性の確保

パーゴラは人の頭上に位置する構造物。強風や雪の重みで倒壊すれば大事故につながります。
業者は建築基準を踏まえて補強や接合を行うため、安心して使用できます。

再発防止

原因を正確に見極め、適切な素材と処理を行うことで、再び腐るリスクを抑えられます。
防水処理や防虫処理なども含めた総合的なメンテナンスが期待できます。

時間と労力の節約

自分で修理しようとすると、道具の準備から後片付けまで数日がかりです。
業者に依頼すれば、短期間で仕上げてもらえる上、仕上がりの美しさも格段に違います。

保証付きの安心感

信頼できる業者なら、施工後の保証を設けていることもあります。
数年以内の不具合であれば無償対応してもらえることもあり、長期的な安心につながります。

修理を依頼する前に確認すべきポイント

1. 破損箇所の写真を撮る
   修理依頼時に現状を正確に伝えるために、腐食部分や傾きを撮影しておきましょう。
2. 複数業者に見積もりを依頼する
   最低でも2〜3社は比較することで、費用の妥当性や対応力を見極められます。
3. 修理可否の確認
   素材や構造によっては修理よりも建て替えが適している場合もあるため、相談時に「修理と建て替えのどちらが良いか」を尋ねておくと安心です。

費用を抑えるための工夫

• 同時に塗装を依頼する
  部分修理と同時に再塗装を行うと、足場設置などの費用を節約できます。
• メンテナンス契約を活用
  定期点検を依頼しておくことで、大きな修理が必要になる前に早期発見が可能です。
• 地元の業者に相談する
  長野県のような積雪地域では、地域特有の施工ノウハウを持つ業者を選ぶことで、耐久性の高い修理が実現します。

まとめ｜パーゴラ修理は“見た目の回復”だけではない

パーゴラの修理は、単なる見た目の改善ではなく、「安全」「耐久」「快適さ」を取り戻すための大切な工事です。
腐食を放置すれば倒壊リスクが高まり、再設置には何倍もの費用がかかります。
軽微な修理ならDIYでも可能ですが、構造部分や基礎に関わる場合は、迷わず専門業者に依頼しましょう。
しろくまリフォームでは、木製・アルミ製問わずパーゴラ修理に対応しています。
腐食補修や再塗装はもちろん、長持ちする施工方法のご提案も可能です。
「長年のパーゴラをもう一度蘇らせたい」「庭の雰囲気を守りながら安全に使いたい」
そんな想いに寄り添い、確かな技術でお応えします。まずはお気軽にご相談ください。