砂壁がボロボロと!古い壁を生まれ変わらせる3つの方法と費用相場

和室の壁が「古びた砂壁」のままになっていませんか?
最初は風情があって好きだったはずの砂壁も、年月が経つとポロポロ落ちてきたり、触ると手に粉がついたり、見た目もくすんでしまって「そろそろどうにかしたい」と思う方が増えています。
「掃除してもすぐ汚れる」「砂が落ちて掃除が大変」「カビやシミが気になる」
そんな悩みを抱えながらも、「張り替えは大変そう」「費用がかかるのでは?」と手を出せずにいる方も多いのではないでしょうか。
実は砂壁は、ペンキで塗装する、壁紙を貼る、漆喰や珪藻土に塗り替えるなど、いくつかの方法で簡単にリフォームできます。
この記事では、それぞれの方法の特徴・費用・手順・注意点をわかりやすく解説します。
今ある砂壁を「どうにかしたい」と思った時、どんな選択があなたの家に合っているのかが分かるようになります。

目次

砂壁が古くなるとどうなる?放置してはいけない理由

砂壁は日本の伝統的な壁仕上げで、湿気を吸ったり吐いたりして部屋の空気を調整してくれる優れた素材です。
しかし、年月が経つと以下のようなトラブルが起こりやすくなります。

  1. 表面の砂が落ちて掃除が大変になる
    →静電気や風によって砂が剥がれ落ち、家具や畳の上がザラザラになります。
  2. 色あせや黒ずみが目立つ
    →日焼けや手垢、ホコリなどで見た目がくすみ、部屋全体が暗く見えます。
  3. カビやシミが発生する
    →特に湿気の多い地域では、壁の裏までカビが広がることもあります。

このように、砂壁は美しさと引き換えにメンテナンスが欠かせない素材です。
「掃除してもキリがない」「砂が落ちてストレスになる」
そう感じたら、思い切って砂壁をリフォームするのが最も効果的な解決策です。

砂壁をどうにかする3つの方法|塗装・壁紙・漆喰・珪藻土の比較

砂壁をリフォームする方法はいくつかありますが、大きく分けると次の3パターンです。

方法 特徴 費用相場(6畳) 向いている人
塗装 安価で手軽に雰囲気を変えられる 約5〜10万円 DIYで気軽に模様替えしたい人
壁紙 デザインや機能性が豊富。プロ施工で美しい仕上がり 約10〜15万円 見た目を一新したい人
漆喰・珪藻土 調湿・防臭効果が高く高級感がある 約12〜25万円 自然素材・機能性を重視する人

どの方法も一長一短があります。
たとえば、費用を抑えたいなら「塗装」、デザイン重視なら「壁紙」、快適性を求めるなら「漆喰・珪藻土」がおすすめです。
次の章で、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。

砂壁をペンキで塗装してリフレッシュする方法

最も手軽で人気なのが、砂壁をペンキで塗る方法です。
カラーも豊富で、和室の雰囲気を残しつつモダンな印象にも変えられます。
DIYでも挑戦でき、費用を抑えたい方にぴったりです。

メリット

・色の選択肢が豊富で、インテリアに合わせて自由にアレンジできる。
・比較的安価にリフォームできる(6畳で約5〜10万円)。
・DIYでも施工可能で、業者に頼むより費用を抑えられる。

注意点

ただし、砂壁は表面が粉状のため、そのまま塗ると塗料が吸い込まれてムラになります。
必ず「含浸シーラー」と呼ばれる下地材を塗って壁を固めてから塗装することが大切です。
また、砂壁本来の調湿性はやや失われる点も理解しておきましょう。

砂壁塗装の手順

  1. 壁のホコリを落とす(ハタキや掃除機で丁寧に)
  2. ひび割れがある場合はコーキング剤で補修する
  3. マスキングテープで窓枠・床などを養生する
  4. 含浸シーラー(下地材)を塗布し、乾燥させる
  5. 水性塗料をローラーや刷毛で均一に塗る
  6. 塗料が乾く前に養生テープを外す

シーラーは砂壁の粉を固め、塗料が定着しやすくするための大切な工程です。
これを省くと、塗装後に塗料がポロポロ剥がれる失敗につながるので注意しましょう。

DIY初心者でも半日〜1日ほどで施工できますが、仕上がりの美しさを重視するならプロに依頼するのもおすすめです。

壁紙を貼ってモダンに変える方法

次に人気なのが「砂壁の上から壁紙を貼る」方法です。
近年では、砂壁の風合いを残しつつ施工できる下地材や接着剤もあり、プロに依頼すれば新築のような仕上がりが期待できます。

メリット

・防カビ・消臭・断熱など機能付きの壁紙も多く、住環境が快適になる。
・カラーバリエーションが豊富で、洋室風や北欧風のアレンジも可能。
・施工後のメンテナンスが簡単で、掃除がしやすい。

注意点

砂壁は凹凸が多いため、そのまま壁紙を貼ると浮いたり剥がれたりします。
平滑にするための「下地処理」が必要で、これには専門的な技術が求められます。
DIYも可能ではありますが、見た目の仕上がりや耐久性を考えると業者に依頼した方が安心です。

費用と施工期間

・6畳の和室で約10〜15万円ほどが相場。
・施工期間は1〜2日で完了。

費用の中には、下地処理・材料費・人件費が含まれます。
もし「砂壁の粉が落ちて困る」「一気に明るくしたい」と感じている方には、最も手軽で効果的な方法です。

漆喰・珪藻土に塗り替えて自然素材の快適空間に

「見た目も機能もアップしたい」「自然素材で快適に過ごしたい」という方には、漆喰や珪藻土への塗り替えがおすすめです。
これらは砂壁の上に塗ることで、調湿性・防臭性・防カビ性を高め、夏は涼しく冬は暖かい快適な空間をつくります。
特に湿気の多い地域では、長期的なメンテナンスコストを抑える効果もあります。

メリット

・湿度を自動で調整し、カビや結露を防ぐ。
・自然な風合いで高級感のある仕上がり。
・消臭・抗菌効果で清潔な空気を保つ。

注意点

砂壁の上に直接塗ることはできません。
「剥がしてから下塗りする」か「ガードシーラーで固めて上塗りする」必要があります。
また、施工には技術が必要で、DIYでは難易度が高めです。

費用と工程

工法 内容 費用相場(6畳)
砂壁を剥がして塗る 下地補修+漆喰または珪藻土の塗装 約15〜25万円
剥がさずに上塗り シーラー処理+仕上げ塗り 約12〜18万円

職人が手作業で塗るため、時間と費用はかかりますが、その分仕上がりは圧倒的に美しく、耐用年数も10年以上と長持ちします。

砂壁リフォームの前に必ず行うべき「下地処理」

どの方法を選ぶにしても、共通して大切なのが「下地処理」です。
ここを怠ると、せっかく塗った塗料や貼った壁紙が剥がれたり、ムラができたりしてしまいます。

  1. ホコリ取り
    ハタキや掃除機で壁面のホコリをしっかり落とす。
  2. ひび割れ補修
    コーキング剤を使って割れ目を埋め、乾燥させる。
  3. シーラー塗布
    壁の表面を固め、塗料や接着剤が吸い込まれないようにする。

これらの工程は、見た目の仕上がりに直結します。
プロの業者は、この下地づくりに最も時間をかけるとも言われています。

どの方法を選ぶべき?目的別のおすすめ

目的 おすすめの方法 理由
費用を抑えて部屋を明るくしたい ペンキ塗装 安価で手軽。DIYでも可。
掃除しやすく現代的にしたい 壁紙 メンテナンスが楽でデザイン自由。
快適性と自然素材にこだわりたい 漆喰・珪藻土 調湿性・防臭性が高く健康的。

自宅の使い方や好みに合わせて選ぶのがポイントです。
たとえば、賃貸物件や子供部屋なら塗装、長く住むマイホームなら漆喰仕上げなど、目的に応じて最適な方法は変わります。

まとめ|砂壁をどうにかしたいなら「目的に合わせた方法」を選ぼう

「砂壁をどうにかしたい」と思ったとき、最初に考えるべきは「どんな空間にしたいか」です。
費用・見た目・快適性、それぞれに優先順位をつけて選ぶことで、失敗しないリフォームができます。
砂壁の塗装なら手軽で費用も安く、壁紙ならデザイン性が高く、漆喰・珪藻土なら上質で快適。
いずれの方法も、下地処理をしっかり行うことで長持ちし、美しい仕上がりを保てます。
弊社では、和室リフォームに特化した職人が在籍しており、砂壁の塗り替え・壁紙リフォーム・漆喰仕上げまで一貫対応しています。
「この砂壁、どうにかしたい」と思った瞬間が、部屋を生まれ変わらせるチャンスです。
ぜひ一度ご相談ください。
古びた和室が、再び心落ち着く美しい空間に蘇ります。

ご相談無料、お見積無料、最短即日

\ 今すぐ無料相談 /

026-223-7063

[ 受付時間 ] 8:00〜18:30 祝日・元旦除く

対応エリア

長野県長野市|千曲市|須坂市|上田市|大町市|中野市|飯山市|松本市

その他、⻑野県北部は広く対応致します!
お気軽にお問い合わせください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次