和室を広げたい|間取り変更リフォームで暮らしやすさのご提案

ふすまを開けてもなんだか窮屈に感じる。
畳の部屋があるのに、いつの間にか使わなくなっている。
そんな和室に、もう一度“暮らしの真ん中”としての役割を取り戻す方法があります。
それが「和室を広げるリフォーム」です。
昔ながらの6畳や8畳の和室は、独立した空間として造られていることが多く、リビングと壁で仕切られていることで閉鎖的に感じてしまうケースが少なくありません。
しかし、間仕切りを取り払い、床材を統一して空間をつなぐだけで、まるで新しい家のように開放的な空間が生まれるのです。
この記事では、和室を広く見せる・実際に広げるためのリフォームアイデアを、施工の流れや費用の目安、注意点も含めてわかりやすく解説します。
和の趣を残しながら快適さをアップさせたい方にとって、必ず役立つ内容です。

目次

和室を広げるリフォームとは?狭さの原因と改善の方向性

まず、「なぜ和室が狭く感じるのか?」を整理しておきましょう。
多くの住宅で採用されている和室は、リビングや廊下から壁やふすまで仕切られた独立空間です。
そのため、たとえ6畳でも、壁の存在によって圧迫感が生まれ、“閉じた部屋”という印象が強くなります。
また、押入れや床の間がスペースを占有し、実際に使える面積が思ったよりも少なく感じられることも理由のひとつです。
さらに、暗めの壁色や低い天井、重い家具があると、より狭く見える傾向があります。
そこで、和室を広げるためのアプローチは2つ。
1つは物理的に空間を広げるリフォーム(壁の撤去・床の変更)、もう1つは視覚的に広く見せる工夫(照明・家具・仕切りの工夫)です。
次章からはそれぞれを詳しく見ていきましょう。

和室を広く見せるリフォーム方法

リフォームで和室を広げる一番の近道は、「リビングとの一体化」です。
特に近年は、畳のある暮らしを残しながらも開放的にしたいという希望が増えています。
それを実現する代表的な方法を紹介します。

リビングと和室を一体化させる|間仕切りをなくして広々空間へ

和室とリビングの間にある間仕切り壁を撤去すると、視界が大きく開け、
LDKがひとつの広い空間として生まれ変わります。
リビングでくつろぎながら畳の上で横になれる、そんな“和モダンな暮らし”が実現します。
ただし、壁の撤去には構造上の確認が必要です。
耐力壁(建物を支える壁)の場合は完全撤去ができないため、一部を残して柱をデザイン的に活かす方法も人気です。
たとえば、残した柱を格子状に加工して“和モダンパーテーション”にするなど、安全性とデザインを両立させることができます。

畳をフローリングに変える|統一感で空間を広く見せる

壁を取らずとも、床材をリビングと合わせるだけで一体感が生まれます。
畳をフローリングに張り替えると、光の反射が増え、部屋全体が明るく開放的に感じられるようになります。

また、フローリングにすることで、
・リビングから段差なくつながる
・掃除がしやすくなる
・家具の配置自由度が上がる
といったメリットも得られます。

フローリング材は、既存のインテリアに合わせて選ぶことで違和感なく調和します。
ナチュラルオークやウォールナットなどの木目を選ぶと、和室らしい温かみを残すこともできます。

押入れをクローゼットに変える|収納を機能的にして空間を有効活用

押入れは奥行きが深く、布団や大きな荷物を収納するには便利ですが、日常的な収納としては使いにくいこともあります。

そのため、押入れをクローゼットへリフォームするのもおすすめです。
内部を2段構成にし、可動棚やハンガーパイプを取り付ければ、衣類や日用品を整理しやすくなります。
また、開き戸を引き戸に変えることで、扉を開けたときの圧迫感もなくなり、空間を広く見せることができます。

押入れの奥行きを少し浅くリフォームすれば、残りのスペースを通路や書斎コーナーとして活かすことも可能です。

空間を広く見せる内装・家具の工夫

物理的に広げるだけがリフォームではありません。
限られた面積の中でも、視覚的に“広く見せる”ことで、体感的な快適さは大きく変わります。

家具を減らして“余白”をつくる

最も簡単で効果的なのが、家具を減らすことです。
背の高いタンスや大きなテーブルは、どうしても空間を圧迫します。
代わりに、収納力のあるローボードや壁面収納を使えば、床面が広く見えて部屋全体にゆとりが生まれます。

また、畳の上に家具を直接置かないようにすると、部屋の「和」の印象が保たれ、落ち着いた空気感も残せます。

引き戸を活用して可変性のある空間にする

ドアよりも引き戸(スライドドア)を使うことで、
必要なときだけ空間を仕切る“柔軟な間取り”を作れます。

普段は開け放してリビングと一体化させ、来客時には仕切って個室として使う。
そんな可変性のある住まいは、家族構成の変化にも対応しやすいのが特徴です。

引き戸には、和紙調の障子風デザインや、すりガラス入りのモダンなタイプなどさまざまな種類があります。
デザインを選べば、和室の雰囲気を壊さずに現代的な印象をプラスできます。

畳コーナーという選択|“一部を残す”ことで暮らしが整う

和室を完全に広げるのではなく、
リビングの一角に畳コーナーを設けるという方法も人気です。

たとえば、3畳ほどの畳スペースを設けて、子どもの遊び場や昼寝、来客時の簡易寝室として活用できます。
段差を設けて“畳下収納”を作れば、見た目もスッキリ。

和の温かみを残しつつ、リビングとの統一感を保てるため、「和室をなくすのはもったいない」という方にもおすすめです。

費用と期間の目安|工事内容ごとの比較表

和室を広げるリフォームは、内容によって費用が大きく異なります。
以下の表で、おおよその目安を確認しておきましょう。

リフォーム内容 費用の目安 工期の目安 特徴
壁の撤去+フローリング変更 約55万円〜 約1〜2週間 間取り変更で最も効果的。構造確認が必要。
和室を洋室に変更 約25〜100万円 約2〜4週間 内装全体を変更する場合の幅広い価格帯。
壁・天井クロスの張り替え 約10〜14万円(6畳) 約3〜5日 明るさと開放感を手軽に演出可能。
畳コーナー新設 約15〜40万円 約1〜2週間 一部だけ和を残す人気プラン。
増築で広げる 約150万円〜 約4〜5ヶ月 建物全体の拡張が必要。大規模工事。

工事の規模が大きくなるほど、「構造補強」「電気・照明配線」「床下断熱」などの付帯工事が発生します。
そのため、見積もりは複数業者から取って比較検討することが大切です。

和室を広げる際の注意点

和室リフォームは、ただ広げればいいというものではありません。
「安全」「快適」「バランス」を重視し、慎重に計画する必要があります。

  1. 耐力壁の確認
    撤去していい壁かどうかを構造上で判断する必要があります。誤って耐力壁を壊すと、家全体の耐震性に影響します。
  2. 床の段差処理
    和室の畳はリビングよりも高さがある場合が多く、段差を解消するための調整が必要です。
  3. 断熱・遮音性能
    畳を撤去すると床下からの冷気を感じやすくなるため、断熱材の補強を検討します。
  4. 照明・コンセント位置
    空間が一体化することで照明の配置や明るさも変わります。電気工事も同時に見直すのが理想です。

まとめ|和室を広げて“家全体の心地よさ”をデザインする

和室を広げるリフォームは、単なる間取り変更ではありません。
それは、暮らし方をデザインし直すリノベーションです。
壁をなくすことで光と風が通り抜け、家族の会話が自然と増える。
畳をフローリングに変えたことで、掃除が楽になり、空間に一体感が生まれる。
小さな変化の積み重ねが、住まい全体を快適に変えてくれるのです。
私たちは、ただ施工するだけでなく、
「その家に合ったバランス」「暮らしの温度感」「家族の動線」を一緒に考えながらご提案しています。

ご相談無料、お見積無料、最短即日

\ 今すぐ無料相談 /

026-223-7063

[ 受付時間 ] 8:00〜18:30 祝日・元旦除く

対応エリア

長野県長野市|千曲市|須坂市|上田市|大町市|中野市|飯山市|松本市

その他、⻑野県北部は広く対応致します!
お気軽にお問い合わせください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次