トイレ床材ランキング｜おしゃれで掃除しやすい人気の床材と選び方を徹底解説

「トイレの床、そろそろ張り替えたいけど、どんな素材を選べばいいんだろう？」
「デザインも大事だけど、掃除のしやすさや耐久性も気になる…」
そんな悩みを抱える方は少なくありません。
毎日使うトイレは、家の中でも特に“清潔さ”と“快適さ”が求められる場所です。
床材ひとつ変えるだけで、トイレ全体の印象も使い心地も驚くほど変わります。
ただし、床材といっても種類はさまざま。
クッションフロア、シート材、フローリング、タイル
それぞれに特徴があり、見た目や価格、機能性も大きく違います。
この記事では、実際に人気の高いトイレ床材をランキング形式で紹介しながら、「選んで後悔しないためのポイント」をわかりやすく解説します。
プロのリフォーム視点で、今注目のメーカー商品やデザイン傾向も取り上げていきます。

トイレの床材選びで失敗しやすいポイントとは？

まず最初に押さえておきたいのが、「トイレ特有の条件」です。
リビングや廊下と違い、トイレの床は常に湿気・水はね・臭い・汚れと向き合う環境。
見た目だけで選んでしまうと、次のようなトラブルに悩まされることになります。

• 便器まわりに水が染み込み、床が黒ずむ
• 掃除しても臭いが取れない
• 表面が剥がれて見た目が悪くなる

つまり、「見た目・耐久性・メンテナンス性」の3つをバランスよく考えることが重要なのです。
この観点から、今人気の床材をランキング形式で見ていきましょう。

トイレ床材ランキング（人気・機能・デザイン総合評価）

順位	床材の種類	人気メーカー・商品例	特徴
1位	クッションフロア	サンゲツ「スレーヌ」、リリカラ「ビアンコカララ」	防水性・デザイン性が高く、コスパも抜群
2位	シート材	朝日ウッドテック「アネックスサニタリー」	高機能・高級感を両立したトイレ専用建材
3位	フローリング材	LIXIL「ラシッサ D.フロア」	木のぬくもりとナチュラルデザインが人気
4位	タイル床	INAX「エコカラットプラス」など	高級感と耐久性が抜群、ただし施工費高め
5位	塗装仕上げ（防水塗料）	DIY派に人気	低コストで雰囲気を変えたい人向け

それでは、それぞれの床材の特徴と人気商品を詳しく見ていきましょう。

第1位：クッションフロア｜掃除しやすくコスパ最強の床材

トイレ床材で圧倒的に人気が高いのが「クッションフロア」です。
塩化ビニール素材でできており、水・汚れ・臭いに強く、施工コストも安価。
お手入れが簡単で、トイレのような湿気の多い場所にぴったりです。

人気メーカーとデザイン例

・サンゲツ「スレーヌ」シリーズ

大理石のような上品な石目柄で、高級感がありながらお手入れも楽。
抗菌・防カビ性能を備え、光沢を抑えたマットな質感が人気です。

・リリカラ「ビアンコカララ」

目地のないデザインで、汚れが溜まりにくく掃除がしやすいのが特徴。
白を基調とした清潔感あふれるデザインで、どんなトイレにも合います。

・リリカラ「ブライトストーン」

ラメ入りの石目柄で、照明に反射して空間が広く見える効果があります。

これらのクッションフロアは、1㎡あたり2,000〜4,000円前後（工事費込みで約2〜4万円）とコスパも優秀です。
デザイン性・機能性・価格のバランスが非常に良く、リフォームでも最も選ばれている床材です。

第2位：シート材（化粧シート）｜機能性とデザインを両立

次に人気なのが、機能性シート材（塩ビ系や特殊樹脂系の化粧パネル）です。
クッションフロアより硬く、傷がつきにくい点が特徴です。
最近では抗菌・防汚加工が施されたタイプも多く登場しており、トイレ空間をより衛生的に保てます。

人気メーカーと代表商品

・朝日ウッドテック「アネックスサニタリー」

水回り専用に設計された床材で、耐水性・耐薬品性に優れています。
汚れが付いても拭くだけで落とせる表面加工が施されており、ホテルのような仕上がりが魅力です。

・パナソニック「アーキスペック」シリーズ

耐久性と防水性を兼ね備え、木目調の美しい仕上がり。
明るいトーンのナチュラルウッド柄は、北欧風トイレにも人気があります。

シート材は施工も比較的簡単で、リフォームの際に既存の床の上から貼れるタイプもあります。
水漏れや尿はねにも強く、デザインと実用性の両方を求める方におすすめです。

第3位：フローリング材｜自然な温もりとデザイン性が魅力

木の質感やぬくもりを大切にしたい方に根強い人気があるのが、フローリング材。
中でもLIXILの「ラシッサ D.フロア」はトイレリフォームでも注目度の高い商品です。

人気シリーズと特徴

・LIXIL「ラシッサ D.フロア メープルF」

明るくナチュラルな木目が特徴で、北欧風やシンプルモダンの空間にぴったり。
特殊なコーティングにより、水や汚れが染み込みにくくなっています。

・LIXIL「ラシッサ D.フロア チェリーF」

温かみのある赤みがかった木目で、落ち着いたトイレ空間を演出。
高級感を求める方にも人気のカラーです。

ただし、通常の木製フローリングは水に弱いため、必ず耐水仕様のタイプを選ぶことが重要です。
費用は工事込みで約5〜8万円とやや高めですが、デザイン性の高さから人気を維持しています。

第4位：タイル床｜高級感と耐久性を両立する上級者向け

タイル床は、その見た目と耐久性で一部のリフォーム愛好者から支持を集めています。
汚れや水分に強く、耐用年数が長いため、長期的に見ればコストパフォーマンスも悪くありません。
特にINAXの「エコカラットプラス」などはデザイン性と機能性を兼ね備え、消臭・調湿効果もあります。
ただし、施工に手間と費用がかかるため、DIYには不向き。
冬場に床が冷たくなるため、床暖房やマット併用を検討すると良いでしょう。

第5位：塗装仕上げ（防水塗料）｜DIYで手軽に雰囲気を変えたい方向け

「費用を抑えつつ、トイレの雰囲気を変えたい」という方に人気なのが、防水塗料を使った塗装仕上げです。
施工費が安く、カラーバリエーションも自由。
ただし、耐久性はほかの床材に比べて劣り、数年おきの塗り直しが必要になります。
水性塗料であれば臭いも少なく、DIY初心者でも扱いやすい点が魅力です。

トイレ床材の選び方｜後悔しないための5つの基準

どんなにデザインが気に入っても、日常の使いやすさが伴わなければ意味がありません。
以下の5つのポイントを意識して選ぶと、長く快適に使えます。

ポイント	説明
清掃性	水・汚れに強く、拭くだけで清潔を保てる素材を選ぶ
耐久性	経年劣化しにくく、重い便器にも対応できる強度があるか確認
機能性	防カビ・抗菌・防臭などの付加機能があると安心
デザイン	木目調、石目調、タイル調などトイレ全体の雰囲気に合わせて選ぶ
価格	クッションフロアが最も安価、フローリングやタイルは高価傾向

例えば、小さなお子さまや男性が立って使用するご家庭では、防汚性・防臭性を最優先にするのがおすすめです。
一方、インテリアにこだわる方は、木目調や石目調のデザイン性を重視する傾向があります。

まとめ｜理想のトイレ床材を選んで快適な空間に

トイレの床材は、見た目の印象を左右するだけでなく、清潔さや快適性にも直結します。

• 手入れのしやすさなら「クッションフロア」
• 高級感と機能性のバランスなら「シート材」
• 自然な温もりを求めるなら「フローリング」
• 長期耐久性を重視するなら「タイル」

弊社では、地域の気候や住宅構造に合わせた最適なトイレ床リフォームプランを提案しています。
長野のような寒冷地では、冬の結露や湿気への対策も欠かせません。

「おしゃれで、掃除がラクで、長く使えるトイレにしたい」
そんな方は、まず床材選びから始めてみませんか？
見た目も機能も両立した理想のトイレ空間を、私たちが全力でサポートします。