給湯器の取り付け工事のみ依頼できる?費用・注意点・依頼先を徹底解説
「ネットで安く給湯器を買ったけど、取り付けだけお願いできないかな?」
「リフォーム業者の見積もりが高くて、工事だけ安く頼める業者を探したい」
そんなお悩みを抱える方は年々増えています。
近年はネット通販で給湯器本体を安く購入できるようになったため、「工事だけプロにお願いしたい」というニーズが高まっているのです。
しかし、給湯器はガス・電気・水道が関わる機器。
取り付け工事には必ず有資格者の施工が必要であり、知識や経験がないまま設置するとガス漏れや一酸化炭素中毒などの重大事故を招く恐れがあります。
この記事では、「給湯器の取り付け工事のみ」依頼する際のメリット・注意点・費用相場・業者選びのポイントまでを、専門知識がなくてもわかるように丁寧に解説します。
給湯器の取り付け工事のみ依頼は可能?
結論から言えば、給湯器の取り付け工事のみを依頼することは可能です。
最近では、ネットや家電量販店で給湯器本体を購入し、設置工事だけを専門業者に頼むケースが増えています。
ただし、「どの業者でも工事だけ引き受けてくれる」というわけではありません。
ガス工事には「ガス可とう管接続工事監督者」や「液化石油ガス設備士」などの国家資格が必要であり、無資格での施工は法律で禁止されています。
したがって、工事を依頼する際は、
「有資格者が在籍しているか」「メーカーの施工基準に沿っているか」を必ず確認しましょう。
給湯器取り付け工事のみを依頼するメリット
給湯器本体を自分で用意し、工事のみを依頼する方法にはいくつものメリットがあります。
本体を安く購入できる
ネット通販や専門ショップを利用すれば、定価の40〜60%OFFで給湯器を購入できることもあります。
工事費込みのパッケージ価格に比べると、総額で3〜5万円ほど節約できるケースも珍しくありません。
たとえば、メーカー直販だと30万円前後する給湯器が、通販サイトでは同型機種が15〜20万円で販売されていることも。
「本体を安く買って、取り付けは信頼できる地元業者に頼む」
この組み合わせが、賢い節約術といえます。
好きなメーカー・機種を自由に選べる
リフォーム会社や販売店経由だと、取扱いメーカーが限定されていることがあります。
しかし自分で本体を選べば、ノーリツ・リンナイ・パーパス・パロマ・パナソニックなど、好みのメーカーを自由に選択できます。
また、給湯専用・オート・フルオート・エコジョーズなど、自宅の生活スタイルに合った機能を持つ機種を選べるのも大きな魅力です。
工事費用だけを明確にできる
「工事費込み」と表示されているパッケージプランは、実際に内訳が見えにくいもの。
一方で、工事だけを依頼すれば純粋に施工にかかる費用だけが請求されるため、見積もりが明確になります。
透明性の高い取引をしたい人や、コストを細かく把握したい人にはぴったりの方法です。
工事のみを依頼する際の注意点
「安くできそう」と思っても、実際に工事だけを依頼するにはいくつかの注意点があります。
それを知らずに進めてしまうと、思わぬトラブルや追加費用が発生することもあります。
自分で給湯器本体を準備する必要がある
工事のみを依頼する場合、事前に本体を自分で購入しておく必要があります。
ただし、ここで気をつけたいのが「機種の互換性」。
例えば、
・給湯専用機→フルオート機への変更
・据置型→壁掛型への変更
・エコジョーズ非対応配管への設置
などの場合は、設置場所や配管構造が合わず、追加工事が必要になるケースがあります。
そのため、購入前に必ず工事業者に「この型番を取り付けできるか」を確認しておくことが重要です。
有資格者による施工が必須
ガス給湯器を設置する際は、ガス栓の開閉や燃焼テストなど、国家資格を持つ技術者でなければ行えません。
資格のない人が作業した場合、ガス漏れ・爆発・火災などのリスクがあり、最悪の場合は法律違反になります。
安全のためにも、必ず「ガス事業者登録済み」または「指定ガス工事店」であることを確認しましょう。
工事を断られるケースもある
一部の業者では、本体持ち込みでの工事のみを受け付けていないことがあります。
理由は、「万が一の初期不良や故障が発生した際、メーカー保証が適用されない可能性がある」ためです。
つまり、業者が仕入れていない本体の場合、「保証や責任の範囲」が不明確になるのです。
ただし、最近は「持ち込み工事OK」と明示している専門業者も増えています。
見積もりの段階で「持ち込み対応可能かどうか」を確認しておきましょう。
工事費用は給湯器のタイプによって異なる
給湯器の種類によって、工事の難易度や配管作業量が異なるため、費用も変わります。
| 給湯器の種類 | 主な機能 | 工事費用の目安(税込) |
|---|---|---|
| 給湯専用タイプ | シャワー・キッチン用お湯のみ | 約20,000〜30,000円 |
| 追い焚き付き(オート) | 自動湯張り・保温機能あり | 約30,000〜45,000円 |
| フルオートタイプ | 自動足し湯・配管クリーン付き | 約40,000〜60,000円 |
| エコジョーズ | 高効率排熱利用タイプ | 約50,000〜70,000円 |
また、ゴムホースを使用している古い給湯器から交換する場合は、**強化ホースへの交換費(3,000〜5,000円)**が別途かかることもあります。
給湯器取り付け工事のみ依頼できる主な業者
どこに依頼すればいいのか迷う方のために、代表的な依頼先を紹介します。
給湯器専門販売会社
インターネット上には、「本体販売+工事」だけでなく「工事のみ」も受け付けている専門業者があります。
例えば、全国対応の給湯器専門店では、出張費・取り外し・設置・試運転まで一括対応してくれるところもあります。
メリットは、専門知識が豊富で工事経験も多い点。
給湯器の型番に応じた正確な取り付けが可能です。
リフォーム業者
地域密着型のリフォーム会社でも、給湯器交換の依頼が可能です。
他の設備(洗面台・浴室・配管)との兼ね合いも見てもらえるため、総合的な相談ができるのが強みです。
ただし、持ち込み工事を受けていない会社もあるので、事前確認を忘れずに。
給湯器メーカー
ノーリツ・リンナイ・パロマなどのメーカーでも、自社の認定施工店を紹介してもらえる場合があります。
「メーカー保証を確実に残したい」「安全性を重視したい」という方には安心の選択肢です。
ただし、メーカー経由の工事は料金がやや高めになる傾向があります。
工事当日に準備しておくべきこと
取り付け工事をスムーズに進めるために、以下の点を事前に整えておきましょう。
・設置場所の周辺を片付け、作業スペースを確保する
・ブレーカーとガス元栓の位置を把握しておく
・既存の給湯器の型番をメモしておく(配管位置確認に必要)
・施工当日は在宅して、動作確認に立ち会う
作業時間は通常2〜3時間程度です。
設置後にはお湯の温度や追い焚き機能の確認も行うため、立ち合いは必須となります。
まとめ:工事のみ依頼も可能、ただし業者選びが命
給湯器の取り付け工事のみを依頼することは可能であり、
・本体を安く購入できる
・好きなメーカーを選べる
・費用の透明性が高い
という大きなメリットがあります。
ただし、有資格者による安全施工が大前提です。
工事を引き受けてくれる業者は限られるため、信頼できる会社を選ぶことが最も重要になります。
弊社では、
・持ち込み給湯器の取り付け対応
・有資格者による安全施工
・最短即日工事・動作保証付き
といった安心体制を整えています。
「ネットで買った給湯器を取り付けてほしい」「工事だけお願いしたい」という方は、
まずはお気軽にご相談ください。
資格を持ったプロが、安全・確実に、そしてスピーディーにあなたの暮らしを支えます。
























