アパートの給湯器が故障したときの銭湯代は誰が払う?補償を受けるための正しい手順と注意点

突然お湯が出なくなった。
朝のシャワーも洗い物もできない。冬場なら体も心も冷え切ってしまいます。
そんなとき、多くの方がとる行動が「近くの銭湯に行く」という選択です。
しかし、ふと頭をよぎるのが「この銭湯代って、誰が払うの?」「大家さんに請求できるの?」という疑問。
実はこの問題、明確な法律の規定がなく、対応はケースバイケース。
対応を間違えると、せっかくの請求が認められなかったり、思わぬトラブルに発展したりすることもあります。
この記事では、アパートの給湯器故障による銭湯代の補償の考え方・請求できる条件・スムーズに認めてもらうためのポイントを、実際の現場経験を踏まえて詳しく解説します。

目次

銭湯代は「法律で定められていない」でも認められるケースがある

まず知っておきたいのは、銭湯代の支払いを義務づける法律は存在しないということです。
民法には「貸主は建物を使用収益に適する状態で貸す義務(民法606条)」があり、給湯器が壊れてお湯が出ない状態は「使用に支障がある」と判断されることもあります。
しかし、「だから銭湯代を必ず払うべき」とまでは書かれていません。
現実的には、貸主(大家さん)や管理会社の判断により、“善意”で実費分を補償してくれるケースがある、というのが実情です。

銭湯代が認められる可能性がある4つの条件

銭湯代の請求が認められるかどうかは、次の4つの条件を満たしているかがポイントになります。
どれか一つでも欠けると、「補償対象外」とされる可能性が高まるため、注意が必要です。

1. 故障の原因が貸主の責任であること

給湯器の寿命はおおよそ10〜15年。
経年劣化による自然故障は、入居者の責任ではなく貸主(大家)の管理義務の範囲とみなされます。
このような場合、入居者は「お湯が使えないことにより発生した不便」を被った形になるため、善意の補償として銭湯代が支払われるケースがあります。
一方で、入居者が給湯器をぶつけた・排気口を塞いだ・凍結防止対策を怠ったなどの過失がある場合は、請求が認められません。

2. 修理までに時間がかかること

1日や2日で修理が完了する場合は、銭湯代が補償されることはほとんどありません。
一方で、部品取り寄せや新品交換などにより数日〜1週間以上お湯が使えない状態が続く場合には、「やむを得ない出費」として認められる可能性があります。
たとえば、冬場に1週間お湯が出ない状態が続いた場合、「生活に支障が出る」と判断され、1日あたり数百円〜千円程度の銭湯代が支払われたケースもあります。

3. 銭湯を必要最小限の範囲で利用していること

銭湯代が認められるには、「必要最小限の利用」であることが重要です。
たとえば、毎日高級スパや温泉施設を利用した場合、「過度な出費」と判断され、補償が受けられないことがあります。

補償対象として認められやすいのは、
・自宅近くの一般的な銭湯やコインシャワー
・お湯が使えない間のみの利用
・領収書をきちんと保管している
といったケースです。

4. 事前に貸主や管理会社に相談していること

最も大切なのが、事前に相談して了承を得ておくことです。
勝手に銭湯を利用して領収書を提出しても、「知らなかった」「自己判断での支出」として拒否されることが多いのです。
「お湯が出ないため銭湯を利用せざるを得ない状況」「修理が〇日後になる」といった旨を連絡し、利用の了承と費用負担の可否を確認しておくことで、後のトラブルを防げます。

銭湯代を請求するための正しい手順

実際に補償を受けたい場合は、次の手順で行動することが大切です。
ポイントは「スピード」と「記録の残し方」です。

1. まずは管理会社または大家さんに連絡

お湯が出なくなった時点で、すぐに連絡しましょう。
「お湯が出ない」「リモコンにエラーコードが表示されている」など、具体的な状況を伝えることで、修理対応がスムーズになります。
また、その際に「修理まで何日かかるか」「その間どうすればよいか」を確認しましょう。
ここで「銭湯を利用してもよいですか?」と一言伝えておくと、その後の請求が通りやすくなります。

2. 修理の見通しを確認

修理までの期間を正確に把握しておくことは、補償請求において非常に重要です。
「業者が〇日に訪問予定」「部品取り寄せで〇日かかる」といった具体的な見通しが分かると、銭湯利用の必要性が説明しやすくなります。
もし1週間以上お湯が使えない場合は、「長期の生活不便」として認められる可能性が高まります。

3. 銭湯利用の了承を得てから利用する

無断で銭湯に行くのではなく、事前に管理会社や貸主から了承を得たうえで利用しましょう。
電話でのやり取りであっても、日付や担当者の名前をメモしておくと、後の証拠になります。

4. 領収書を保管する

銭湯代を請求する際、最も重要なのが「領収書の保管」です。
レシートでも構いませんが、日付と金額が明記されていることが必須条件です。
「お湯が使えなかった期間」と「利用日」が一致していれば、補償が認められる確率がぐっと上がります。

銭湯代を請求するときの注意点

銭湯代の補償を受けるためには、以下の点に気をつけましょう。

無断で高額施設を利用しない

たとえお湯が出なくても、高級スパや温泉リゾートを毎日利用してしまうと、「必要最低限の範囲を超えている」と判断されることがあります。
補償を受けたい場合は、近隣の一般的な銭湯やシャワー施設を選ぶのが無難です。

自己判断で請求しない

「大家さんが当然払ってくれるはず」と思い込んで請求してしまうと、トラブルのもとになります。
給湯器の故障は、管理会社や大家さんの責任範囲であるかどうかによって判断が変わるため、自己判断せず必ず事前に確認を取りましょう。

契約書の特約に注意

賃貸契約書に「設備トラブルによる一時的な補償は応じない」といった特約がある場合、銭湯代は原則請求できません。
入居時や更新時にこのような条項がないか確認しておくことで、トラブルを未然に防げます。

銭湯代以外の補償が認められるケース

給湯器の故障が長期にわたった場合、銭湯代以外にも家賃減額や一時的な補償金が認められるケースがあります。

例えば、
・お湯が1週間以上使えない状態
・冬季で暖房機能も使えない
・管理側の対応が著しく遅かった

こうした場合は、民法に基づいて「使用できない部分に応じた家賃の減額」を交渉できる可能性があります。
ただし、自動的に減額されるわけではないため、証拠(連絡履歴・修理日程・写真など)を残して交渉することが必要です。

まとめ:銭湯代は“善意の補償”。だからこそ、正しい手順と誠実な対応が大切

アパートの給湯器が故障してお湯が使えなくなったとき、銭湯代は法律上の義務ではないものの、状況によっては貸主が実費負担してくれるケースがあります。

そのために重要なのは、
・故障の連絡をすぐに行うこと
・修理期間と利用状況を記録すること
・事前に了承を得て、領収書を保管すること

この3点を守るだけで、補償の可否が大きく変わります。
弊社では、こうしたトラブルに迅速に対応し、給湯器の修理・交換を最短で手配いたします。
「お湯が出ない日々を一日でも早く終わらせたい」
そんな入居者様・オーナー様双方の気持ちに寄り添い、最適な解決策をご提案します。
お湯のある生活を、当たり前に取り戻すために、まずは、今の状況を正確に伝えることから始めましょう。

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